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設計、施工、監理を担当
お客様は大阪市内で複数の教室を運営されている書道家の先生。お母様との同居を機に、店舗併用住宅だった実家を「作業スペースを備えた2人暮らしに最適な住まいにしたい」と、リフォームのご依頼をいただきました。店舗だったスペースをLDに一新し、事務所だったスペースを収納に変更。住まいの中心にキッチンを配置し直し、以前DKだった場所にお母様の個室を新設しました。細かく区切られていた2階はオープンにして作業スペースに。シャワールームを備えた寝室を併設し、ゆったりと休んでいただける空間を目指しました。
きっかけはお母様との同居で、1階をお母様の空間、2階をお客様の空間とし、いい距離感で暮らしたいとおっしゃられていました。2階に広い作業スペースを作りたいというのも最初からお話しされていて、意匠は和モダンな雰囲気で作業場というよりはオフィスに近いような感じをイメージされていました。
やっぱり見どころは和モダンな雰囲気で仕上げた2階の作業スペースです。黒のフローリングに白い壁を合わせて、エアコンやブラインド、バーチェアなど、赤いインテリアでアクセント。書道作品をコラージュしたオリジナルの壁紙でお客様の個性を追求しました。シャワールームを備えた寝室もホテルのような雰囲気で気に入っていただいています。
間取りや意匠はもちろん、外装も一新させていただきましたので、「新築みたいですね」と喜んでいただいています。「以前より室内が明るくなった」という言葉もいただいていますし、「母親といい距離感で暮らせています」という感想も。何より「書道に集中できる」と、2階の作業スペースには大変満足いただいています。
まずはご要望をお聞きし、1階にLDKと水回りとお母様のお部屋、2階にお客様の作業スペースと寝室を備えた間取りプランを作成。平面図をベースにお客様と一緒に詳細を詰めていきました。書道作品をコラージュした壁紙などはお話の中から生まれたアイデア。私たちも楽しみながらお仕事をさせていただきました。
インターネットで依頼先を探し、候補を3社まで絞られたお客様。「担当してくださった方が話を具体的に聞いてくださって安心感がありました。相性というか直感で、『この方ならお任せできる』と思えたのでお願いすることにしたんです」と、アートリフォームを選んでいただいた理由をお話しされていました。
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こちらは2階、書道家であるお客様の作業スペース。作品をコラージュしたオリジナルの壁紙が印象的な和モダン空間になっています。
大きな作品は床で、小さな作品は窓辺のカウンターデスクで。墨が溢れても目立たないようどちらも黒をセレクトされました。
筆を洗ったり、コーヒーを淹れたり、お客様の希望で作業スペースの一角にステンレス製の小さなシンクを設置しました。
大きな鏡に大容量のクロゼット、こちらは作業スペースの奥にある寝室です。左手にはシャワールームもあります。
木調のフローリングに白い壁を合わせて、淡いグレーのクロスでアクセント。明るくて開放的なリビング・ダイニングになりました。
赤がお好きだというお客様。キッチンも赤い鏡面扉で仕上げたステンレストップのものをセレクトされています。
洗面化粧台を脱衣スペースの外に設置しているため、洗濯も外出前や就寝前の支度もスムーズにしていただけます。
お風呂は浴室乾燥機を備えたユニットバスに変更。浴槽は以前使っておられたものの約1.5倍になっています。
トイレをLDKからアクセスしやすい階段下に移動。淡いうぐいす色の壁が印象的な落ち着いた空間になっています。
大きなシューズボックスと大容量の玄関収納を新設した玄関。奥にちらりと見える作品をあしらった壁がポイントです。
1階部分を白、2階部分を黒のサイディングで仕上げたシンプルながらも道ゆく人の目を引く外観になっています。
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