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内素材にこだわり、リビングの組子障子は家紋にある竜胆がモチーフ。「高級旅館に来たみたい!」と言われるそう、納得。
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設計、施工、プロデュース・コーディネート、インテリアを担当
新築時に購入され、手入れの行き届いた物件ではありましたが、経年による設備等の劣化とライフスタイルの変化により、所々にある不満を解消するためスケルトンリノベーションを計画しました。
間取りは大きく変更せず、細かなデッドスペースや未使用箇所を無くし、収納や来客スペース、作業スペース等目的を明確にした間取りにしました。
素材にこだわり、家具や建具は緻密に設計しています。
「友人を招いてのホームパーティや趣味の洋裁を広々とした空間で楽しみたい。」とのご要望から、デザイン性と収納力を重視しました。
デザインについてはお任せ頂いたので、高級感と安心感のある「和」を取り入れながら、既存家具に合うようなモダンな雰囲気を目指しました。
収納については細かくヒアリングし、「どこに」「どのようなものを」「どれだけ必要か」ということを何度も打ち合わせしました。
床及び壁面には1枚物のミャンマーチーク無垢材を使用しています。産地にもこだわることで、見た目の美しさだけでなく寸法精度が高い為、ラインを揃えて敷設することが出来ました。収納用の建具は壁面と一体化させて目立たないようデザインしました。
障子枠の見附幅は通常30mmですが、繊細な印象とするため25mmで設計し、壁面のラインと枠上端を揃えています。(因みに障子の手掛かりの掘り込み上端も揃えています)
リビングの組子障子は施主の家紋にもある竜胆をモチーフとし、上部には強化ガラスを配置していますが、枠が全く見えないよう納め方を工夫しています。
床材には磁器タイル、無垢材、樹脂畳を用いていますが、素材や厚みの異なるものをフラットに揃える為、アルミの見切り材を敷設し巾木は同じくアルミの入り巾木としています。
訪れる方が皆様「高級旅館に来たみたい!」と言われるそうです。(笑
高級感がありながらも寛げる空間になったと喜んで頂けました。また、適切な場所に適切な量を収納できる為、散らからず整理整頓や掃除が楽になったそうです。
壁面と面一のミラーは収納可能。カットオフラインを反射させ手元を幻想的に照らしています。洗面台下は引き出し収納を造作
FIXガラスの枠を無くしすっきりとした納まりにしました。ガラスの交換も用意に可能です。
天井及び壁面にモイスを採用し調湿効果と柔らかい光の反射を取り入れた。
既存のテーブルセットと合うようにデザインしました。
床と同じ素材で仕上げたTVボード兼ベンチ。内部は全て収納スペースとなっています。
天板は3mmのステンレス無垢板、シンク内部にはスポンジポケットを製作。キャビネットはチークで組子は吉野杉赤材。
タイルの出隅は役物を製作
畳寄せを設けずアルミのアングルを見切り材とした
アルミの入り巾木。壁材は調湿効果のある自然素材「モイス」