VILLA ROKKOU (アウターリビング(タイルデッキテラス))

アウターリビング(タイルデッキテラス)

元々はウッドデッキ敷きのバルコニーでしたが大型犬を飼育していた痕跡が有り、その大量の抜け毛が原因でドレインを詰まらせていたみたいです。メンテナンスがやりやすいようにウッドデッキや撤去、替わりに水勾配を確保したタイル貼り仕様としました。期せずして高級感が出たように思います。

VILLA ROKKOU (リビングダイニング昼景)

リビングダイニング昼景

元々の防水立ち上がり不足による漏水が繰り返されフローリングは床下の湿気で湾曲し解体すると内部は黒カビが繁茂していました。全て撤去、除菌したうえ消し炭を充填、防水も全面的にやり替えました。床は今となっては希少になった真っ白の大理石、斑入りのものを除外でして出来るだけホワイトの純度の高い石材で仕上げました。

VILLA ROKKOU (リビングダイニング夕景)

リビングダイニング夕景

海まで見える高台なので夕方から太陽が沈むまでの間は劇的な景色を楽しむことが出来ます。隣地からの視線は殆どないので夜間の照明もパナラマの景色を優先するよう足元からの間接的な光で照らすよう工夫しました。

VILLA ROKKOU (リビングダイニング夜景)

リビングダイニング夜景

夜も更けて完全に暗くなると西宮港や湾岸線のライティングが美しく輝き始めます。そうなると室内の照明は絞って外に出て観ると昼間には気付かなかった美しさを愉しむことが出来ます。季節の良い時期には夜長を愉しむことのできる、まさに大人のためのお住まいが出来たかと思います。

VILLA ROKKOU (リビングダイニング背面収納壁)

リビングダイニング背面収納壁

リビングダイニングは元々有ったものです。特に問題が無かったのと木目が美しかったので残し、天井の仕上げは此れに影響されて木質系の仕上げとする決定をしました。硬質な仕上げの平行面が多いので残響時間が異様に長く日常会話さえ聴き取りにくい状態だったので吸音性の高い断面形状の木製ルーバー天井としました。

VILLA ROKKOU (キッチン)

キッチン

製作キッチンは元々有りましたが前のオーナーさんがオリジナルに造ったもの、一新したいとの事でゼロから作り直しました。床が白いのでキッチンも真っ白に、レンジフードの無いハイキエースタイプなのでインテリアがスッキリしています。

VILLA ROKKOU (キッチン全景)

キッチン全景

元々、高級キッチンが据えられていましたが使用済みということで結局、全面的に入れ替えました。排気エースによる換気方式だったので、それはそのまま生かし新しい機器を設置し直しました。

VILLA ROKKOU (製作木製建具)

製作木製建具

建具を入れ替えることは空間のテイストに影響を与える事が出来ます。それだけ時間を掛けてデザインを考える値打ちが有るので、余り既製品には頼らない方が良いかと思います。

VILLA ROKKOU (廊下からLDKの入口へ)

廊下からLDKの入口へ

リビングルームへ入る建具は元々、フラッシュ戸が付いていましたが見通しが効いた方が安全なのとフラッシュでは此の家には釣り合わないので格子付框戸に入れ替えました。

VILLA ROKKOU (ウォークインクローゼット)

ウォークインクローゼット

前オーナーは此のウォークインクローゼットに置き家具を収納する想定だったのか、部屋の広さは通常より大きいのにハンガーパイプすら無い状態でした。此のスペースで出来るだけ服が収納できるよう新たに収納パーツを追加し、打放し仕上ゆえ照明の追加が難しいので家具側に照明をビルトインしました。

VILLA ROKKOU (廊下から和室へ)

廊下から和室へ

玄関からの突き当りにある和室。客間としても使えるが、籐スクリーンでは内部は夜間丸見えなので代わりに障子を入れました。

VILLA ROKKOU (和室と雪見障子)

和室と雪見障子

元々茶室の設えでしたが炉は無くして縁無し畳で敷き直しました。壁はコンクリート打ち放しだったので結露が激しく断熱材を吹付け下地を構成してからエコカラットを貼りました。障子は雪見として階下の樹形を愉しむようにしました。障子組子はシンプルなデザインとし組子幅も可能な限り細く繊細な意匠としました。

VILLA ROKKOU (外構アプローチ)

外構アプローチ

和室に付設されたデッキは構造体はそのままで床材だけを耐久性の高いウッドデッキ材で仕上げました。竹林の蔓延った鬱蒼とした庭園でしたが全て撤去して成長の緩慢な常緑樹やヒイラギナンテン等に全て入れ替えました。

VILLA ROKKOU (廊下の結露防止)

廊下の結露防止

玄関は生活することで発生する水蒸気が低温な壁に触れて特に結露しやすい箇所。現場発泡ウレタン断熱を施したうえで合板下地、エコカラットを貼りました。

VILLA ROKKOU (玄関ホール)

玄関ホール

元々の良さは残しメリハリの足りない部分は全て入れ替えました。 床はリビングルームと同じ大理石タソスを貼り土間は黒御影本磨き、壁は一部コンクリート化粧打ち放しは残すも結露防止に廊下壁は全面エコカラットを貼りました。木製建具も無垢タモ材を加工した格子戸として入れ替えました。

VILLA ROKKOU (黒御影の玄関)

黒御影の玄関

北向きの元々は全面ガラスでした。断熱性も悪いので面積を半分にし断熱透明ガラスを採用、アプローチの植栽を眺める構成としました。床には高級感が足りなかったので黒御影の鏡面とし玄関ドアもブラック極艶消し仕上げとしました。

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関わり方

設計, 監理

用途

別荘

居住者

夫婦・カップル

所在地

兵庫県西宮市

費用

設計・施工:8000万円

敷地面積

300㎡

延床面積

450㎡

施工面積

450㎡

改修規模

フルリノベーション (スケルトンリノベーション)

階数

3階建て

間取り

4LDK以上 → 4LDK以上

築年数

7年

期間

設計:6ヶ月 、施工:6ヶ月

完成時期

2012年11月

以前、ガレージハウスを設計監理させて頂いたお施主さんが、新たに中古物件を買われましたが専門家の眼で見てほしいと依頼、物件調査をした結果、バルコニーからの漏水、地下室床・壁からの漏水、断熱性の欠如によるカビの繁殖、と様々な問題点が有りました。そこで外構も含めた全面リノベーションとなりました。

家づくりのきっかけ・施主の要望

「住まい」としての基本的性能を高めてほしい、とのこと。断熱性の向上、結露対策、漏水の根本的な改善、植栽の入れ替え、打ち放しコンクリート面の汚れの除去・新築並みのリフレッシュを求められました。

この事例の見どころや工夫したところ

元々のデザイン性の良さは残し、住居としての問題点のある部分は躊躇うことなく解体撤去して一新しました。外気に面する部分は全面的に断熱を施し調湿性の高い仕上材に入れ替え、反響音の酷い箇所は吸音性の高い断面形状の木を貼る事で基本的な住宅性能を引き上げると同時に、冷たい雰囲気のインテリアデザインを木の温もりの感じられるインテリアに置き換えました。

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この事例のコンセプト

この住宅の写真

手掛けた建築家

対応業務

注文住宅、リノベーション (戸建、マンション)

所在地

大阪府大阪市天王寺区悲田院町8-26-808

対応エリア

三重県 / 滋賀県 / 京都府 / 大阪府 / 兵庫県 / 奈良県 / 和歌山県 / 鳥取県 / 島根県 / 岡山県 / 広島県 / 山口県 / 徳島県 / 香川県 / 愛媛県 / 高知県

目安の金額

30坪 新築一戸建て

2,100〜4,500万円

60平米 フルリノベ

2,400〜3,600万円

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建築家 / @大阪府