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敷地は北東道路で道路面以外は隣地建物に囲まれた、約20坪程度の土地でした。建築面積は最大でも12坪程度しか取れなかったため、家の内部には極力間仕切りを設けず、立体的なつながりを設けて広がりのある空間としました。
竣工時は極力シンプルな空間構成と将来を見越した設備等を先行配置することで、変わりゆくライフスタイルに柔軟に対応し、カスタマイズできるいえとしました。
いえづくりのきっかけは土地の相続でした。コンパクトでシンプルな空間構成として、将来的な変化にも対応できるいえづくりをご要望されていました。
1階はエントランスを兼ねた大きなドマスペースとして、色々な作業ができるような場所としました。ドマには将来的に、個室をつくることも可能な広さも確保しました。１階の壁面をOSB仕上げとして、どこでもビスを打てるような内装としました。2階部分には吹き抜けを設けて、上部からの光を1階に届けるかたちとしました。吹き抜けを介して寝室とLDK空間は連続していますが、上部に梁を設置して将来的に壁をたてることもできるつくりとしました。ロフト部分は天井をつくらず、10畳のワンルームとして開放的な空間としました。こちらも将来的には二部屋に分割できるように、照明やコンセントを設計しました。
竣工時に極力間仕切りや建具をつくらないことで、イニシャルコストを下げました。
プランの作成はスムーズに進みました。施工に入ってから素材等はカットサンプルを現場でみて、色々と検討して決定していきました。
南側隣地家屋より上に設置したハイサイドライトの光が、1階にふりそそいだ光景を見たとき。
竣工時に必要最低限のものしかつくらないことで、その後に自由にカスタマイズしながら住むことができるいえ。
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北東道路からの眺め、ガルバリウム鋼板横葺のシンプルな外観。
1階部分のドマリビング。エントランスを兼ねた大きな作業スペースとなります。 シャッターを開けると外部と連続的な空間になります。
2階のリビング空間。北東道路ながら大きな開口部と吹抜けにより、開放的で明るい空間としました。
寝室もオープンな空間として、南側上部のハイサイドライトを設置しました。そうすることで、南側の光を1階からロフトも含めて、家中に届けることができます。
2階の天井を設けず、ロフトと一体的なつくりとすることで、立体的な開放感をうみだしました。ハイサイドライトとメインの開口部からの光が家中に広がります。
上部のロフト空間も開放的なつくりとすることで、一体的で明るい空間となっています。
ロフト階段からの眺め。
一階から吹抜けの見上げ。柔らかい光がハイサイドライトから届きます。
ファサードの眺め。シャッターを開けると1階が外部とつながります。 メインの開口部とハイサイドライトが、室内に明るい光を届けます。
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