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吹抜けの眺め
吹抜けの眺め、1F南側に庭を設けて大開口部を設置しました。南側上部は大きな吹抜けと勾配天井とすることで、開放的な空間と快適な温熱環境をつくりました。その実現のために設計と環境シミュレーションを繰り返し、敷地の最適解となるように意匠と環境をデザインしております。
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コンセプトは成長や経年美を楽しみながら生活できる空間として、”グローイングハウス”としました。まず、1階に生活機能をすべて集めて、大きなワンルーム空間としました。約27畳の空間は状況や必要な機能に応じて、いろいろなつかいかたをすることができます。内外装の仕上げに無垢の床材や焼杉など、自然素材をつかうことで、時とともに経年美を楽しむことができます。このように、いえのつかいかたをカスタマイズしたり、自然素材を成長させながら、いえを育てていけるようなすまいをイメージしました。
住環境としては設計と環境シミュレーションを繰り返すことで、G2基準の高断熱として、4kw程度の太陽光発電でZEH(ネットゼロエネルギーハウス)となる仕様としました。気密に関しても工務店と連携することで、C値0.2という高気密を実現しました。冬は床下エアコンで全館空調として、夏は2階エアコンの全館冷房を採用し、コストパフォーマンスと心地良さを実現した室内環境としました。クライアントさんが電気自動車を購入されたので、最終的にV2Hも導入しました。
転勤が多い会社にお勤めの施主が、退職を機に終の住処を計画されておりました。よって年をとってからは1階で生活が全て完結する。というご要望がありました。住宅にはデザイン性と環境性能を求められており、高断熱高気密の住宅を望まれました。
ご要望から機能的には平家で完結させながらも、勾配屋根でロフト空間をつくり、開放的な空間としました。施主のデザイン的な要望を実現するために、BIM(Building Information Modeling)により常に3DCGで空間の雰囲気をイメージ共有しました。環境性能に関しては、環境シミュレーションで性能やコストを数値化して、イニシャルコストやランニングコストを金額や性能値で判断できるようにプレゼンし、シミュレーションを繰り返して、施主が求める性能とコストのバランスを実現しました。
大きな吹抜けと南側大開口部による庭とのつながりのある空間は、明るく開放的でとても気に入って頂けました。住宅の温熱環境もG2基準の断熱性能とC値0.2以下という気密性によって、床下エアコンとロフトエアコンで、冬は暖かく、夏は涼しく快適に暮らされているとのことです。
問合せがあってから、メールのやり取りの後、オンラインMTGをさせて頂き、弊社の事例や考え方をお伝えしました。その後、プレゼンテーションをご希望されましたので、プレゼンテーションを行い、プランやパース、環境シミュレーションと概算見積もりを提示しました。その結果、設計監理契約を締結させて頂きました。
建物が立ち上がってきて、大きな吹抜け空間をはじめて体感されたときに、イメージよりとても開放的な空間に驚かれていたことが印象に残っています。
引渡しも夏だったのですが、２階のロフトエアコンで全館冷房がとても効いていて、寒すぎると仰っていたことも印象的でした。
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吹抜けの眺め、1F南側に庭を設けて大開口部を設置しました。南側上部は大きな吹抜けと勾配天井とすることで、開放的な空間と快適な温熱環境をつくりました。その実現のために設計と環境シミュレーションを繰り返し、敷地の最適解となるように意匠と環境をデザインしております。
キッチンからリビングダイニングの眺め。上部は勾配天井と吹抜けの開放的な高性能となっています。
引戸をクローズすることで、リビングに個室をつくることができます。
リビングダイニングに面した個室スペース。リビングの南側には庭があり、引戸やロールカーテンを開けると、開放的な連続空間となります。
コンパクトな個室空間。引戸を開けるとリビングと一体化してつかうことができます。来客時などは引戸を閉めて客間としてつかうこともできます。
2階のロフト空間の眺め、南側吹き抜けと連続的につながる空間構成となっています。夏季はロフトに設置されたエアコンから冷気が1階へと流れます。
２階ベットルーム。腰壁をつくりプライバシーを確保しながらも、連続的な空間としています。
引戸を解放することで、リビングと個室が一体的な空間になります。２階のロフトは吹抜けを解してリビングダイニングとつながります。
引戸をクローズすることで個室のプライバシーを確保します。
玄関からのLDKの眺め、吹き抜けや個室と連続性のあるワンルーム空間となっています。
引戸を閉めて個室のプライバシーを確保します。
南側の庭にはクライアントさんが植栽やガーデニングを行いました。隣地からのプライバシーを確保しながら、室内から庭のグリーンを眺めることができます。
アプローチ部分に門扉を設けて、インターホンや表札、ポストなどを設置しました。
ファサード夜景、室内の光が庭に溢れます。
庭のライトアップで、室内からも庭の夜景を眺めることができます。
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