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2階にメインの生活スペースがる老夫婦のためにスロープを増築しました。敷地が広く自然豊かな環境のため、EVを設置して上下するのではなく、自然を感じながら自らの脚で上がるスロープの計画としました。機能的にもスロープだけではもったいないので、スロープに合わせて、ワークルームやサンルームを設けました。さらに約36mの廊下スペースを有効活用するために、棚を設置して陶器を飾ったり、本を置いて、ギャラリーやスロープスペースとなるようにしました。結果として孫がおもちゃの車で登り降りする遊び場ともなりました。
脚の関節の痛みから階段の登り降りが辛くなったため、膝への負担の少ないスロープを計画しました。スロープの勾配は電動車椅子でも登り降り可能で、幅員も1220として余裕のあるスペースを確保しました。
敷地内に36mのスロープを設置して、スロープを登り降りすることで、豊かな自然を感じることができるように設計しました。壁面に設けた木のモチーフの開口部からは木漏れ日のような光が差し込みます。廊下に設置した棚には構造的な役割を持たせて、柱梁に緊結することで耐震強度をアップしました。
階段を使わずに登り降りができて、膝への負担が軽くなり良かったです。スロープを登り降りするだけでも良い運度になり、雨の日でも歩けるので良いです。
階段の登り降りが辛いとのことから、EVの設置やスロープが検討されるなか、増築してスロープをつくる案を提案しました。スロープにより自然を感じる豊かな空間をつくりながら、可能なうちは自らの脚で登り降りすることを受け入れて頂けました。
施主の孫が来るたびにスロープで元気に遊んでいるとの報告を受けた時に、想定外でしたがとても良かったと感じました。
2階のリビング空間から敷地形状に添うかたちで、36mのスロープを設けました。スロープにはワークルームやサンルームも設けました。廊下には棚を設けて家に訪れた人が、ギャラリーや図書館としてつかうこともできるようにしました。
1Fからの全景です。玄関から左には小さなワークスペースを設けました。
1.5階部分の折り返し部分です。大きな開口部を設けてサンルームとしてもつかえるようになっています。
1階の玄関です。奥には書斎としてのワークルームがあります。
1階踊場部分。右に玄関、左にあかりとりの窓がみえます。
スロープのあかりとりの窓は、木漏れ日をモチーフとしたデザインとしました。
1.5Fの踊場は少し面積をとって、サンルームとしてつかえるようにしました。
1.5Fから2Fへのスロープ。右には棚が設置されています。棚には施主の趣味である陶器を飾ったり、本を収納できます。
木漏れ日モチーフデザインの窓からは、自然豊かな風景を眺めることができます。
窓からは心地よい光が差し込みます。
サンルーム部分の夜景
夜景遠景