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元々母屋の駐車場だった部分に、子世帯の新たな住まいをつくりました。
母屋の2階はあまり使われなくなっていたこともあり、収納が足りなくなった場合や万が一部屋が必要になった時は母屋を頼る事とし、新しく作る部分は最低限の面積としてコストを抑える事にしました。設計では面積は抑えつつも狭く感じない豊かな空間を目指しました。
ご主人は個性的な家にすみたい!という思いがあり、奥様はキッチンや水周りなどに具体的なイメージをお持ちでした。親世帯ともとても仲が良く、お互いが行き来できるような家づくりを目指しました。
単世帯の住宅の場合、延床面積が30坪でもコンパクトだと言われますがこの住宅は24坪に抑えました。スキップフロアや吹き抜け、ロフトなど様々な工夫を使うことで実際はその数字以上に広く感じることができます。
母屋との間を中庭としデッキでつなげる事で、どちらの家からも中庭を使うことができ、お互いの家を行き来する事ができます。
土地を見た時は小さくて狭い家しか建たないのではと心配されていたそうですが、実際出来上がった家は想像以上に広く感じられ、とても喜んで頂きました。
また母屋とも繋がりをもたせた事で親子の交流も盛んになり、中庭でバーベーキューをしたり、子育てのサポートなども受けれるようになり生活がより豊かになったそうです。
実は実家の近くでもあり土地は良く知っている場所でしたので、周辺環境の理解に関してはとてもスムーズに入れました。
二世帯住宅ではありませんが、親御さんの住まいの隣に建てる計画でしたので何度か親御さんにも打ち合わせに参加して頂きました。
豊かな空間を作るため、少しアクロバティックなつくりとしました。構造の専門家にも入って頂き緻密な計算もしたので間違いはありませんでしたが、上棟時はいつも以上に緊張し、そして喜びもひとしおでした。