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設計、プロデュース・コーディネート、エクステリア(庭・外構)を担当
フレキシブルに開かれるような中庭を設けることで、狭小地の圧迫感から開放できる家づくりを目指してみました。そして、この中庭を通りである街路と共有できないかと考えてみました。
ただプライバシーの確保も必要ですので、開閉式の扉を設けて自由に空間の性質をかえることができる扉や格子戸を設けることで、内と外のゆるやかに開かれつつも落ち着いた縁側的なスペースが確保できました。
中庭に面して大きなガラススクリーンを設置することで、室内から見た中庭には広がりを感と奥行きが感じれます。
30坪の狭小地においても、ちょっとした工夫やアイデアを取り入れることで、開かれる可能性を持った、魅力的な中庭のある家づくりは可能です。
市街地の中で建築をいかにつくれるのか、
まわりの環境の中でシンプルな表現によって、
その手段や方法から得られる豊かさ、
空気感や気配をも感じれる場づくりに力を注ぎたい。
そして、そのなかでどんな接点が見えるのか、
「背壁」はそのような接点でもあり、
イメージ、遺跡のような存在です。
都市の中に蓄積された不変なるイメージで、
わたしの中の堅いよりどころです。
中庭あるいはむしろ、取り込まれた街路の場所、中庭と住まいとの接点、
そこに「背壁」があり、ひとつづきの白い壁です。
日差しや、人々の姿がさまざまに影を落としまた消える白い色で、
住まいは時とともに変化して、変わっていきます。
しかし、「背壁」はつねに新しい住まいの地層として、
人々の記憶に生きつづけることを願います。
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所 在 大阪市西成区北津守
家 族 構 成 夫婦2人
構 造 木造(在来工法) 一部鉄骨補強
階 数 地上2階建
敷 地 面 積 30坪
建 築 面 積 55.47 m2
廷 床 面 積 91.08 m2
各階床面積 1階 48.02 m2 2階 43.06 m2
地 域 地 区 準工業地域,準防火地域
主な仕上げ
屋根/カラー鉄板(シルバー)瓦棒葺
外壁(中庭)/ラスモルタル下地 リシン木ゴテ押え
建具/アルミサッシ アルマイト
スチールサッシ及びドア SOP
ホール・LDK・洗面・ゲストルーム・ブリッジ/
床:アピトン縁甲板、ワックス
壁:AEP 天井:AEP 和室/床:畳敷き
壁:ジョリパット吹付 天井:AEP