注文住宅

生成りのビルトインガレージハウス

手掛けた建築家

生成りのビルトインガレージハウス (光を満たしてゆく光の屋根天井、光の吹抜け空間)

光を満たしてゆく光の屋根天井、光の吹抜け空間

トップライトに照らされた2階ブリッジ。建て主さんの嗜好性から外に開かない構成をとっているために、少ない窓で通風を確保しつつ、屋根から降り注ぐ大量の光で、室内全体の生成りの生活空間の演出をしています。

生成りのビルトインガレージハウス (光を満たしてゆく光の屋根天井、光の吹抜け空間)

光を満たしてゆく光の屋根天井、光の吹抜け空間

吹抜部分、屋根面トップライトを見上げています。建て主さんの嗜好性から外に開かない構成をとっているために、少ない窓で通風を確保しつつ、屋根から降り注ぐ大量の光で、室内全体の生成りの生活空間の演出をしています。

生成りのビルトインガレージハウス (正面外観、インナーガレージを閉じて玄関が現れる!)

正面外観、インナーガレージを閉じて玄関が現れる!

ファサードの丸窓2つのアイデアは、愛車の特徴から引用しています。

生成りのビルトインガレージハウス (車と暮らす人の玄関ルーム)

車と暮らす人の玄関ルーム

ビルトインガレージの大開口と連続しているようにこの玄関はあります。すっきりと、いやすっきりとし過ぎたデザインかも知れませんが、ここからは住む人が自由にその生活の息吹を入れ込むことが出来るデザインです。この先も建て主と建築家の出会いがこの家の成長と共に継続してゆくこと。そんなモノではないデザインのカタチが見えてくるでしょうか?

生成りのビルトインガレージハウス (車と暮らす人のリビングダイニングルーム)

車と暮らす人のリビングダイニングルーム

車と暮らす家シリーズを振り返ると、当然と言えば当然ですが、車種によってデザインが違いますけれども、それは必ずしも車が違うから?って事ではなく、やはりその車が好きな人ならではの生き方の価値観から個性が生まれてくるのが興味深いものです。 それじゃあ建築をデザインする人の個性なんて関係ないみたいな話しをしている様ですが、そのあたりが平成となった頃までの、本来の建築家の姿勢として一番伝わりづらくも大切なところだったのですが・・・。そんなお話しは何かの折に。 それにしても、その内燃費の良い車の時代ですから、そんな住まいの要望があるものと信じていますが、まだまだホンモノの省エネルギーを考えた住まいは少ないものです。

生成りのビルトインガレージハウス (内部でありながら、外部だと感じてしまう囲みの部屋)

内部でありながら、外部だと感じてしまう囲みの部屋

外部から見た画像でも解説した、閉じていながら決して閉鎖的ではない囲みの方法。左手にキッチン。建て主さんの嗜好性から外に開かない構成をとっているために、屋根からのトップライトにより光が室内に満ちています。そして写真の右側の壁の上下にあいた開口によって、視覚的には遮られながらも、外部を感じ、まるで室内側も外部かのように感じてしまうのは、あの庭を囲んでいた板塀のように見えるからでしょうか・・・。ここは敷地の庭に面した部分ですので、遊びに誘う小学生が下から覗くことは無いとは思いますが。

生成りのビルトインガレージハウス (敢えて庭側には閉じている外観。)

敢えて庭側には閉じている外観。

リビングの庭に接している部分の外部から撮影したものです。こうした窓のあけ方で、プライバシーを保ちながら、開放感を如何に確保できるか?そんな内部からの画像はまた別のものでご説明します。

生成りのビルトインガレージハウス (インナーガレージ)

インナーガレージ

インナーガレージのイメージって、ハードなデザインの多いのですが、車種によってはこんな雰囲気もアリ!だと思います。

生成りのビルトインガレージハウス (正面外観)

正面外観

シンプルな切妻屋根の家です。外壁下部は断熱材裏打ちカラーガルバリウム鋼板、上部は吹き付け仕上げ。

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手掛けた建築家

用途

自宅

居住者

家族(子供2人以上)

費用

設計・施工:2000万円

階数

2階建て

手掛けた建築家のコメント

作品解説:
・月刊EDGE 「エッジな空間」('10.03)
・別冊 新しい住まいの設計「MY HOME100選30代からの“楽しい家づくり”大作戦!」('08.03)
・ 新しい住まいの設計「車と暮らす家」('06.01)
・GarageLife vol.22('05.01)

第1種低層住居専用地域内にある閑静な住宅街の敷地約42.5坪に建ち、夫婦とまだ小さいお子様2人という家族のためのインナーガレージハウスです。
外部はガルバリウム鋼板角波によるモダンなテイストと、ホワイトクリーム色のモルタル金鏝塗りと切妻屋根による和のテイストを組み合わせました。内部はご主人の愛車を納め室内からも眺める事ができるインナーガレ-ジと、長年コレクションしてきたミニチュアカーを室内導入部の玄関脇に飾るためにガラス戸の棚を設置しました。(ちなみに北面ファサードの丸窓2つのアイデアは愛車の特徴から引用しています。)
開口部を極力抑えた内包的な空間という施主の要望に対し、内部はコストコントロールのために梁や構造用合板を現わしにしていますが、質実で素直な表情となっています。少ない窓で通風を確保しつつ、トップライトのポリカーボネート複層板から降り注ぐ大量の光が、室内全体にやわらかい生成りの生活空間を演出しています。
2階は室とブリッジの間に嵌め殺しガラスの欄間を設け、引き戸を閉めても気配や光を家族で共有することができます。

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この事例のコンセプト

この住宅の写真

手掛けた建築家

対応業務

注文住宅、リノベーション (戸建、マンション、部分)

所在地

埼玉県さいたま市見沼区東新井939-73比企郡ときがわ町西平176-5

主な対応エリア

埼玉県 / 東京都 / 茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 千葉県 / 神奈川県 / 山梨県 / 長野県

設計・監理料は先ず原価として、直接作図に費やした作業労働費や消耗品等、事務所内で費やした量的費用があります、また外出の上での労務費用として、打合せや現場監理の行為による回数(半日単位)が加わります。対応エリアの目安は一般的には交通費との関係とされています。全ての地域で別途交通費がかかります。徒歩、自転車圏内半径10kmは交通費分は適宜としてます。

目安の金額

30坪 新築一戸建て

2,400〜3,000万円

60平米 フルリノベ

600〜780万円

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森 大樹/小埜勝久

@埼玉県