注文住宅

鉄と杉/Kaさんの家

面積:

117㎡

費用:

2350万円

エリア:

東京都葛飾区

実施時期:

2003年

内容:

木造のような小さい骨組みで構成することをテーマとした、狭小敷地の小住宅です。
現しの鉄骨にはあっけらかんとした開放感がただよいます。
クールなむき出しの鉄骨と温かみのある杉のむく板の取り合わせで、メリハリの利いた心地よい空間となりました。

1階玄関ホール。正面上部は北側バルコニー、そこから光が豊かにこぼれる。

2階リビングダイニングからバルコニー方向を見る。

2階リビングダイニング。左手上部は作りつけ書架の背板。

キッチンからバルコニー方向を見る。
2階の廊下が光を通していることが、とても有効なことが分かります。

2階南側バルコニー。右手の木製スクリーンが外部からの視線をさえぎりつつ風を通す。

バルコニーと浴室の間の窓を開放したシーン。露天風呂の雰囲気が味わえる。

ハーフユニットを使い、壁・天井はヒバのむく板。トップライトから光が落ちる。

2階洗面脱衣室。正面は洗濯機置き場。トップライトから光が落ちる。

子供さんが小さいので、当初はワンルームとし、将来的には家具等で2部屋に区切る予定です。

ブリッジから子供室方向を見る。扉を付けないことという要望が出やすいのが子供室ですが、ブリッジという仕掛けでもゆるやかな独立性を持たせることが出来ます。

森 大樹/小埜勝久

●住んで戴きたい家の為に・・・  環境に優しい家、住まい手に優しい家とはどの様なものでしょう?人類の家づくりの歴史は、現代のような設備機械の無い時代が長く、基本的な性能を高めることの工夫の歴史でした。我が国では屋根の深さ、断熱材と耐火の役割を持った左官壁、季節に応じて使い分ける建具の多様性に至る歴史に他なりません。左官壁は今や断熱材に置き換えられる様になりましたが、建築は最も信頼のおける基本性能の寿命の分だけ、環境に適応してきました。そうとは言え、設備に頼らないわけにも行きません。それなら私達は先ず、古来の建築の建て方に学び、まず基本性能を充実させる事を考えましょう。半端な建築では設備機器に負担をかけ、設置費用の分を取り戻すかそれ以前に、それらの省エネ設備の寿命は尽き、次の世代に資産価値として残すにも残念な結果を招いてしまいます。それにも関わらず、環境に優しいという建築は、設備機器だけが関心事となっているようでは本末転倒です。設備機器の設置は後でも可能ですし、これからも値は下がりますが、建築工事は後になるほど高くつきます。敷地の余裕が許す限り、屋根をしっかりかけ、断熱性能をしっかりあげ、機械に頼らない、エネルギー消費に頼らない住宅を作りましょう。 【 これからの建築は、燃費も考えて住んで欲しいと思います。そして、いつまでも価値のある住まいで健康に生活してもらえる家をこれからも提案したいと思います。】

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