注文住宅

RC地下駐車場の上に産直木材三層の家/Maさんの家

面積:

130㎡

費用:

2800万円

エリア:

千葉県松戸市

実施時期:

2003年

内容:

地下駐車場を持つ3層住宅です。
東側前面道路が主たる地盤より1.4m下がった敷地のため、RC駐車場部分は地下1階となっています。
この既存地下駐車場は隣家と共有のため解体できず残さざるをえない状況でしたが、木造部分をその既存駐車場の上に張り出して必要なスペースを獲得しています。
駐車場に敷いてある杉のチップは、建てぬしさんと私とで栃木製材場からもらって来たものです。

地下駐車場の上に2層のバルコニーを持つ東側外観。
南面のハイサイドライトから隣家の屋根を超えて太陽光が差し込む

地下駐車場。右手は製材所からもらった杉のチップを敷いたアプローチ。

1階リビングダイニングからバルコニーを見る。
隣家の視線制御のための通風可能な板張りスクリーンを持つ。

2階寝室より吹抜ブリッジ~バルコニーを見る。

2階寝室より東面開口を見る。右手上部は隣家の屋根の上からの太陽光を取り入れるハイサイドライト

2階子供部屋より南面開口、ロフトを見る。

2階子供部屋。右手のブリッジは透明FRPグレーチングで、1階に光を落とす。

1階リビングダイニングよりキッチン方向を見る。
床フローリングと腰壁は杉のむく板。
天井も2階床板現しの杉のむく板

この住宅事例を手掛けた建築家

森 大樹/小埜勝久

建築家 / @埼玉県

●住んで戴きたい家の為に・・・  環境に優しい家、住まい手に優しい家とはどの様なものでしょう?人類の家づくりの歴史は、現代のような設備機械の無い時代が長く、基本的な性能を高めることの工夫の歴史でした。我が国では屋根の深さ、断熱材と耐火の役割を持った左官壁、季節に応じて使い分ける建具の多様性に至る歴史に他なりません。左官壁は今や断熱材に置き換えられる様になりましたが、建築は最も信頼のおける基本性能の寿命の分だけ、環境に適応してきました。そうとは言え、設備に頼らないわけにも行きません。それなら私達は先ず、古来の建築の建て方に学び、まず基本性能を充実させる事を考えましょう。半端な建築では設備機器に負担をかけ、設置費用の分を取り戻すかそれ以前に、それらの省エネ設備の寿命は尽き、次の世代に資産価値として残すにも残念な結果を招いてしまいます。それにも関わらず、環境に優しいという建築は、設備機器だけが関心事となっているようでは本末転倒です。設備機器の設置は後でも可能ですし、これからも値は下がりますが、建築工事は後になるほど高くつきます。敷地の余裕が許す限り、屋根をしっかりかけ、断熱性能をしっかりあげ、機械に頼らない、エネルギー消費に頼らない住宅を作りましょう。 【 これからの建築は、燃費も考えて住んで欲しいと思います。そして、いつまでも価値のある住まいで健康に生活してもらえる家をこれからも提案したいと思います。】

森 大樹/小埜勝久

建築家 / @埼玉県

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