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設計、監理、エクステリア(庭・外構)を担当
「没頭できる家」という名前は、育ち盛りの男の子3人が、この家で何かに没頭してくれたら……という願いが込められている。
加えて、裏コンセプトは「妻がご機嫌な家」。
半地下の音楽室とアウトドアリビングのある家。
SVACOで当社を知り問い合わせをいただいた。
ご夫妻それぞれが、キーボード、ギター、ドラム、パーカッションを演奏できる。
仲間が集まった時に、セッションできる音楽室があれば……
これが建て替え計画において、大きなテーマになった。
コロナ下の社会となり、なかなか友人たちとも集まり難い。家族と友人たちで気軽にBBQができるアウトドアリビングも希望のひとつだった。
音楽室を半地下としたのは、視線のつながりを重視したのと、完全地下だとコストが上がるから。半地下としたおかげで、バルコニーから1段下がった、面白い外部空間が生まれた。
外壁を高めに立ち上げることでプライバシーを保ち、キャンプ場とすることにしたのである。
また、キッチンとその裏にあるパントリーのドアから、直接荷物を運びこめるプランとした。また、地域柄、収穫したばかりの野菜を洗える、外部流しも備えた。想像の通り、大変家族思いの夫なのだ。
感想をいただく予定になっているので、届き次第更新します。
コロナ下でスタートしたプロジェクト。ここに住まれる育ち盛りの男の子たちを交えてのにぎやかな打ち合わせ。
これからかさむ教育費の心配もあり、希望をかなえつつ予算内に収まるよう慎重にプランニングをした。
奥様が野菜作りをされており、植栽関係は工事費から抜き時間をかけて庭を育てていただくなど、メリハリをつけた。
コンパクトで金額も抑え目な点も、世の若いご家族にも、夢と希望を与えてくれるのではと思っている。
大阪南部に位置する敷地は、数万年から数千年前に離水した台地で、地盤は非常に良好。ただ、埋蔵文化財包蔵地域に指定されていた。
試掘で遺跡が発見され、発掘調査となる。江戸時代の井戸跡や、1500年程前に人が暮らした痕跡が現れ、弥生時代、古墳時代の土器も見つかったのである。太古から大変住みやすい地域だったのだ。
発掘調査の件もあり工期が遅れたが、土地の由縁を知り思いをはせた。