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設計、監理、エクステリア(庭・外構)を担当
敷地は大阪の中南部にある。古くから河内と大和をつなぐ街道の要所として栄え、現在も多くの古墳が残っている。敷地は1970年頃に開発された静かな住宅地にあった。
敷地は大阪の中南部にある。古くから河内と大和をつなぐ街道の要所として栄え、現在も多くの古墳が残っている。敷地は1970年頃に開発された静かな住宅地にあった。
ご主人、奥さん、小学生の姉弟の4人家族。当初は大阪市内のマンションに暮らしていた。今回の新築にあたって、思う存分ドタバタ出来る家を、ということになった。
敷地は南面し、日当たりは非常に良い。それを損なわないよう、建物は出来る限り北に配置し、余白をドタバタ広場と名付けた。
1階はリビング・ダイニングを中心に、東に水廻り、北にキッチン、西にピアノ室と和室を配置。上部は吹抜とした。リビング奥の階段を上がると、4mの机を備えたスタディーコーナーに出る。動線の途中に淀みを設ける事で、ふと立ち止まれる空間になればと考えた。
子供部屋はクローゼットでつながれている。映画「ET」の冒頭に、少年とETが隠れていた場所からイメージしたものだ。上部ロフトも子供部屋からハシゴで登れる。吹抜へ向かって顔を出せば、一番高い場所から、家全体を見下ろすことができる。収納は、シューズクローゼット、キッチン横の階段下、2階の納戸と、各エリアに容量のあるものを備えた。
マンション住まいでは物音をたてないように気を使っていました。子供たちが思い切り遊べる空間を考えていただき、親の私たちも笑顔になれます。
ピアノ室、スタディーコーナー、ロフト、ドタバタ広場。これらは、暮らしに何かを付加したい、という思いから生まれたものだ。必要以上に恣意的なものは不要だが、何か行動を起こしたくなる仕掛けは積極的に取り組みたいと思う。家はいつでも、家族の幸せの為にあるのだから。
吹抜側の腰壁には、ランダムな開口をあける。ご主人のアイデアだが、思わずのぞきたくなるようなものをイメージした。最も現在は、ボール遊びの格好の標的となっているのだが。
2011年4月
『月刊ハウジング5月号』に掲載されました。
2011年7月
『月刊ハウジング8月号』に再掲載されました。
上部に子供部屋のロフト壁が見える。子供たちはここからリビングを覗く。
ランダムに空いた穴から子供がのぞいたり。 リビングからボールを投げて的あてしたり。 主人のアイデアから生まれた。
リビング階段から2階に上がってすぐにある開放的なスタディコーナー ここなら在宅ワーク、学習中に存分に資料が広げられる。
2階スタディコーナー 各個室をつなぐ中間的な役割 リビングを見下ろせ、窓から風と光を感じる 在宅ワークスペースとしても活躍
子供部屋はクローゼットでつながれている。映画「ET」の冒頭に、少年とETが隠れていた場所からイメージしたものだ。上部ロフトも子供部屋からハシゴで登れる。吹抜へ向かって顔を出せば、一番高い場所から、家全体を見下ろすことができる。
家全体を見下ろせるロフト。 二つの子供部屋をつなぐものであり、秘密基地のよう。
食品庫の壁の一部をアクリル板にすることで昼間でも明るい。