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競技スキーで国体などを目指す家族の冬の拠点。「全てを制御できないことは、豊かなことだった」と専門家が楽しんでる!
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設計、監理、エクステリア(庭・外構)を担当
昭和のスキーブーム時代に購入された別荘。代々競技スキーで国体などを目指す一家。
冬はこちらが拠点となるため、過ごしやすい環境を求められた。
クライアントから、新築もしくは 改修したいという相談があった。
既存の山小屋は少々古びていたが、構造体の状態は非常に良く、コスト面も考えてリノベーションを選択した。
豪雪地帯であるため大きなストーブは必須。それを囲む大きな居間がほしい。
この仕事によって、雪国の木造建築から多くを学び、かつリノベーションの面白さを知ることになった。全てを制御でき ないことは、豊かなことだったのだ。
内部は、2間(3.64m)四方の吹抜けを中心としたシンプルな構成で、大きな居間は非常に気持ちが良い。
建物の南側に1間分増築し、新たな水廻りを配置している。吹抜に面してある三角窓は、雪が 屋根にとどまらないよう考えたものである。
私も学生時代より競技スキーをしていたため、何度かこちらの山小屋にお世話になった。
大空間にあつまり話題は尽きない。
何よりうれしいのは、クライアント家族がこの山小屋を愛していることに尽きる。