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外観
通勤通学に駅に向かう人も多く、プライバシーを確保するためにコートハウスとした。ただ、閉鎖的にならず、街にたいして、程よい距離感をとりながらも、居心地のよさそうな街路空間となるよう素材、形態のデザインを意識した。
リビングダイニング
ダイニングキッチン
リビング
リビング
ワークスペース
テレワークの時間が増えて計画されたご主人のワークスペース。天板はウォールナットの無垢板2.7ｍ、背面はオンラインでも映ることを意識して、オークの無垢の棚板を用意。
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設計、監理を担当
敷地は最寄り駅から比較的近い閑静な南東に開けた角地で、特に午前中はいい光が入っくる場所。共働きで子育て世代のクライアントにとっては、この上なく良い立地でした。ただ、駅から近く、車通りが少ないこともあり、通勤、通学で駅に徒歩で向かう人も比較的多いため、プライバシーの確保が重要となります。計画は南東側の光を受けるような形のL型配置として、一方、道路境界に沿って建築と連続した壁を作り、不特定多数の通行者の視線を遮ることが可能なL型コートハウスとしました。
海外勤務から帰国し、駅より離れた庭付きの賃貸アパートに住んでおられたが、お子さんの進級、進学に合わせて、交通の利便性のよい場所での住まいの計画となりました。
クライアントからの要望は広々としたリビング、水回り動線のコンパクト化、ダイニング・キッチン廻りで仕事ができたり、子供さんが勉強ができたりするようなスペースの確保。子供さんだけの時間もあるので、防犯性の確保。のびのびとリラックスして暮らしたいというものでした。
クライアントがこの土地を気に入った理由として、南東角地の解放感と駅近で、それにもかかわらず、車通りが少ない閑静な住宅街。一方で、比較的人通りの多い２方の前面道路はプライバシーの確保の工夫が設計のポイントとなりました。今回、建築の外壁の連続として壁を作り、囲み込んでコートハウスとしています。その高さ、形態、形状、色など内部側からと外部側からと両方にとって、よい距離感となるように、圧迫感が出ないように、慎重に検討して進めています。その甲斐あって、生活においても気兼ねなく開放的な場所で、面するLDKに家族が集まり、また、角地にあるこの外部空間は、この街路の景観を担うベンチマークになってくれたらと思っています。
『土地探しの段階からご相談し、ハウスメーカーか樋口さんかで迷っていましたが．．．、いよいよ土地が決まり仮設計を見せて頂いたところで、樋口さんしかないと確信。住む人の毎日の生活を考えた、優しく温かい設計への想いが伝わってきました。それからの打ち合わせや施工もふくめ、楽しくて納得のいく家づくりを経験できました。実際に住んでまた、何かにつけ「ああ、やっぱりウチはいい家だなぁ。」などと満悦しながら暮らしています。』
土地しからご相談を受けて、２週間に1回ぐらいのペースで打合せをさせて頂き、設計は進めていきました。工事に入ってからは、ほぼ毎週のようにご夫婦どちらかと、現場で顔を合わせて現場の状況の説明や、決めなければならない打合せをさせて頂いたように思います。
引き渡し後、何度もお邪魔するたびに、住まいの気づいたことを教えていただいて、楽しく過ごされていることが感じられ、大変うれしく思っています。
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通勤通学に駅に向かう人も多く、プライバシーを確保するためにコートハウスとした。ただ、閉鎖的にならず、街にたいして、程よい距離感をとりながらも、居心地のよさそうな街路空間となるよう素材、形態のデザインを意識した。
大きく引き込めるリビングの開口部。気持ちのいい季節は中庭とリビングが一体となる。
アウトドアリビング的に使える中庭
ファミリールーム、インナーテラス、中庭と連続する空間は開放的で気持ちがいい。家族で内外多目的に利用。
２階に設けられたインナーテラスと連続するファミリールーム。２階でのお子さんの遊び場や、家族みんなで映画鑑賞、楽器演奏などの場所として。
ファミリールームに連続したインナーテラス。中庭空間に面する。程よく通りから視線をかわし、1階のコートよりも開放的なアウトドアライフを楽しむことができる。
２人の子供室。天井の凹凸でそれぞれのスペースゾーニングも可能。将来は２分割して利用予定。
ファミリールームに面する和室。洋室として利用可能なように畳の下の床はフローリングに。畳は置き畳。
テレワークの時間が増えて計画されたご主人のワークスペース。天板はウォールナットの無垢板2.7ｍ、背面はオンラインでも映ることを意識して、オークの無垢の棚板を用意。
正面部分の裏側が中庭になっている。中庭を囲う外壁も勾配のついた家形として他の部分とのデザイン調和を図っている。
外壁素材はは耐久性の高い左官材料。軒先廻りは壁面がせり出した蔵のようなディテールになっている
樋口 章 / 樋口章建築アトリエさんのそのほかの住宅事例
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