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夫婦+母親の3人で住まう店舗併用住宅の計画です。敷地が元ガソリンスタンドで視認性の高い大通り沿いの変形角地でしたが、クライアント主催による数社の設計コンペで私たちの計画を選んでいただき、設計をさせていただきました(監理と工事は行わず)。
ご自身で経営されている店舗を自宅と併用するかたちで設けたいとのことでした。またお母さまと夫婦がある程度プライバシーを確保しあえることが求められました。
都心の大通り沿いに、店舗に求められる視認性と住宅に求められる静かさをどうやって同居させるかが重要でした。検討を重ねた結果、手前の平屋店舗の屋上を丸ごとテラスや空地にして、その後ろに住宅を設ける配置にたどり着きました。
大通りから引きをとって住宅を配置したことで、リビングからは広く広大な空への抜けが得られました。都市部にも関わらず空が広い。これは静岡の土地らしい空間で、静岡を取り込めたようなイエになりました。
都心の変形角地に建つ併用住宅です。
角地の形状を活かした三角形の店舗部分。天井高さが1.5階分あります。店舗の性質上、採光はハイサイドライトになりましたが、この部分の壁は取り外してオープンな店舗にすることも可能な構造計画になっています。
大通りから引きをとったことで、住宅の窓からは、都心部にも関わらず、大きくて広い空を見ることができます。
北側になる子供部屋(写真右)は、リビング(写真左)より天井高を確保して、南からスリットで光と風を取り入れます。天井が高い子供部屋には後々ロフトを作ることが出来る構造計画にしました。
リビングの先に見えるのは店舗の屋上。約40平米あり、後々ウッドデッキや菜園にする事を想定した「可能性の屋根」。