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設計、施工、監理を担当
そろそろ自分達の家を考えはじめたご夫婦。
震災後、家族との結びつきを考えさせられ、ご両親との2世帯住宅を計画したい。とは言え、お互いの適度な距離を保ちたいので完全分離型の生活が希望。
増築できないが上手く空間利用して個室を確保し、自分達の理想の生活を実現させたい。これから暮らす夢のマイホームを自分達で作り上げて行くことはできないだろうか？
床面積約145㎡(45坪程度)と、元々大きめの住宅だが増築が出来ない中、完全分離の2世帯住宅としては広く無い為、平面的には無駄の無いよう空間を割り付けました。
若ご夫婦の家族スペースは、間取りがコンパクトな為2階は屋根断熱とし、屋根なりの天井とする事で高さ方向にゆとりを出せるように配慮しています。
若いご夫婦の住まいに対する夢やイメージを最大限に叶える為、材料や質感、イメージについては特に何度も図面のやり取りやメールを駆使し、現地の営業担当に細かなコンセプトを伝えるなどして、会えない中でも安心してもらえるよう努めました。
工事中は工事担当者が、細やかに対応してくれた事で、僅かなスペースも無駄にせず活用することが出来ました。
仕上げはお客様自ら作業するセルフビルドを一部に採用する事で、お施主様と施工者がひとつの目標に向かって一緒に作り上げる感覚を楽しむと共に、満足度も高く仕上がりました。
プランのやり取りも長くなり、施工中休みを利用して自ら作業を行うと言うスタイルだったので、時間も手間もかかったが、その分、形になっていく楽しさをあじわい、理想の城が完成したように思う。
両親とも程よい距離感で、楽しい毎日を過ごしている。
2013年ジェルコリフォームデザインコンテスト 北海道支部 最優秀賞（戸建・全面リフォーム）
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家族一緒の時間を過ごす為のLDK～空間のあり方、光・風・質感にこだわった。
家族団らんはダイニングカウンターで。娘さんのリクエストだったブランコはご主人のお手製で、取り外しも可能 。
セルフビルドの証。親子3人の手形。LDKから個室への扉。それぞれ、取手のデザインを変えている。
子世帯。
狭い収納も有効に。階段下を利用したシューズクローク兼、ご両親スペースへの通路入口。
細部のニュアンスはご主人によるもの。
照明と併せ雰囲気を演出。シェードを活かせるような灯りにする為、照明器具の照度は落としている。
子世帯洗面カウンター。コンパクトだが気に入ったものをと、細部にこだわった仕様。モザイクタイルをランダムに貼ったり、鏡にも扉をつけて隠したり。
2世帯分の玄関。
1階親世帯のLDK～コンパクトながら居心地が良い。
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