玄関外の木製の外壁は、建替え前の祖父母が建てた家の古材「柿(こけら)板」を施主がセルフビルド。思い出の引き継ぎ。

注文住宅

専門家イチオシ
いい家オブ・ザ・イヤー2022 TOP3

オグハウス

手掛けた建築家

設計、監理、インテリア、エクステリア(庭・外構)を担当

オグハウス (庭とつながるダイニング)

庭とつながるダイニング

隣の実家と一体に計画した中庭のような屋外空間。ここからダイニングを見ると玄関まで見通すことができます。ダイニングキッチンはこの庭とつながっていて、実家の勝手口ともつながっています。外壁は建替え前の既存建物の柱を古材として活用し、柿(こけら)板をつくって葺きました。柿板づくりと柿葺きは建主さん自らセルフビルドでつくりました。

オグハウス (隣の実家と合わせて計画された中庭(2階テラスから))

隣の実家と合わせて計画された中庭(2階テラスから)

隣の実家と一体に計画した中庭のような屋外空間。ダイニングキッチンはこの庭とつながっていて、実家の勝手口ともつながっています。外壁は建替え前の既存建物の柱を古材として活用し、柿(こけら)板をつくって葺きました。柿板づくりと柿葺きは建主さん自らセルフビルドでつくりました。

オグハウス ("中庭"につながるダイニングキッチン)

"中庭"につながるダイニングキッチン

玄関から入るとダイニングキッチンが広がります。 1階には隣の実家の敷地と合わせて計画した中庭のような屋外空間があり、ダイニングキッチンはこの屋外空間に開放的になっているため、外の自然を感じられるダイニングキッチンとなっています。

オグハウス (キッチン)

キッチン

玄関から入るとダイニングキッチンが広がります。 1階には隣の実家の敷地と合わせて計画した中庭のような屋外空間があり、ダイニングキッチンはこの屋外空間に開放的になっているため、外の自然を感じられるダイニングキッチンとなっています。

オグハウス (中庭とつながるキッチン)

中庭とつながるキッチン

ダイニングと中庭と隣り合うキッチン。前面道路にも窓があり、路地を見渡すことができます。コの字型のキッチン。正面のタイルは建主さんと探したこだわりのタイルです。

オグハウス (ダイニングキッチン)

ダイニングキッチン

ダイニングキッチンは中庭につながっています。木造密集地域の1階でさらに角地ということもあり、プライバシーの確保をしながら閉塞的にならないように中庭を計画しました。中庭に開放的にすることで、プライバシーを確保と開放感のバランスの取れた空間となりました。リビングは2階にありますが、小上がりのようなリビング的にくつろぐことができる小さな空間があります。プライベートな空間は2階から上にあり、ご両親、友人や親戚など、ゲストを気軽に呼ぶことができる1階のダイニングキッチンです。

オグハウス (スタディルームと洗面所とゆるやかにつながる2階のリビング)

スタディルームと洗面所とゆるやかにつながる2階のリビング

2階はリビングとスタディルーム、洗面所、トイレがあります。広いリビングがご希望でしたが、規模も限られているなかで洗面所、スタディルームと一体となるように計画しました。リビングはテラスとつながっていて開放感があります。

オグハウス (リビング・階段)

リビング・階段

2階はリビングとスタディルーム、洗面所、トイレがあります。広いリビングがご希望でしたが、規模も限られているなかで洗面所、スタディルームと一体となるように計画しました。階段は杉材のスケルトン階段。階段の壁はセルフビルドで珪藻土塗装を行いました。

オグハウス (リビング・階段・テラス)

リビング・階段・テラス

2階はリビングとスタディルーム、洗面所、トイレがあります。広いリビングがご希望でしたが、規模も限られているなかで洗面所、スタディルームと一体となるように計画しました。階段も空間として一体となるようなデザインとなっています。 リビングはテラスとつながっていて開放的です。テラスには手すり一体となったベンチがあり、外のリビングとして内と外が連続感のある空間となっています。

オグハウス (リビング横の小上がり)

リビング横の小上がり

リビング横にあるテラスとつながる小上がりのコーナーです。日当たり良く心地よいアルコーブとなっています。

オグハウス (スタディコーナー)

スタディコーナー

リビングの隣にあるスタディーコーナーは家族全員の机でもあり、居場所となっています。室内窓で区切られており、リビングと連続的に感じられる空間となっています。

オグハウス (洗面室)

洗面室

リビングと隣り合った洗面所です。洗面所も居場所となるように居心地の良い空間となるように工夫しました。リビングとは室内窓で区切られており、リビングと連続感のある洗面所となっています。

オグハウス (スタディコーナーとリビングと連続感のある洗面所)

スタディコーナーとリビングと連続感のある洗面所

洗面所はスタディコーナーとリビングと連続的につながる空間となるように室内窓やガラスで区切られています。洗面所も"居心地の良い居場所"となるように開放的となっています。

オグハウス (子ども部屋)

子ども部屋

3階の子供部屋は個室として最小限の大きさとなっています。2階にスタディコーナーを設けているため、子どもは個室とスタディーコーナーを使い分けて過ごします。2つの子供部屋は2ベッドで区切られていて、限られたスペースを工夫して計画しています。

オグハウス (屋上)

屋上

屋上は建主さんのかねてからのご要望でした。 屋上に上がると開放的で、ウッドデッキを敷き気持ちの良い屋上として過ごすことができます。手すりは鉄製の曲げ加工した支柱に105角の角材を乗せたシンプルなつくりで、外観のアクセントにもなっています。

オグハウス (西外観 (玄関側))

西外観 (玄関側)

玄関側の外観です。 外壁はガルバリウム鋼板の一文字葺です。パラペットの(上端)は特殊な納まりとなっており、一文字葺の縦のラインが美しく見えます。 玄関前など部分的に木製の外壁を貼っています。これは建替え前の既存建物の木材を古材として利用し、手割りで製材した「柿(こけら)板」を葺いています。この柿葺きは建主さんのセルフビルドで作られました。建替え前の既存建物は建主さんの祖父母の代に建てられた家で、建替える新築の家にも何らかのかたちで引き継ぐことができればとの思いからのアイデアです。 玄関ドアは二重の引き戸となっています。外側は防火戸となっていて、開けると内側に建主さんこだわりの木製のガラスドアがあります。玄関ドアの向きはダイニング側に対して角度を振っていて、ガラスドアからダイニングへの視線を交わすことで、プライバシーに配慮した平面計画となっています。

オグハウス (南側外観)

南側外観

南側の外観です。 外壁はガルバリウム鋼板の一文字葺です。パラペットの(上端)は特殊な納まりとなっており、一文字葺の縦のラインが美しく見えます。 玄関前など部分的に木製の外壁を貼っています。これは建替え前の既存建物の木材を古材として利用し、手割りで製材した「柿(こけら)板」を葺いています。この柿葺きは建主さんのセルフビルドで作られました。建替え前の既存建物は建主さんの祖父母の代に建てられた家で、建替える新築の家にも何らかのかたちで引き継ぐことができればとの思いからのアイデアです。

オグハウス (交差点からの外観)

交差点からの外観

外観の夕景です。 外壁はガルバリウム鋼板の一文字葺です。パラペットの(上端)は特殊な納まりとなっており、一文字葺の縦のラインが美しく見えます。 玄関前など部分的に木製の外壁を貼っています。これは建替え前の既存建物の木材を古材として利用し、手割りで製材した「柿(こけら)板」を葺いています。この柿葺きは建主さんのセルフビルドで作られました。建替え前の既存建物は建主さんの祖父母の代に建てられた家で、建替える新築の家にも何らかのかたちで引き継ぐことができればとの思いからのアイデアです。 2方向に道路のある角地で1階にダイニングキッチンのある間取りとなっていますことからプライバシーへの配慮が必要でした。道路からはプライバシーが確保できており、実家である隣家側計画した中庭に対して開放的な平面計画となっているため落ち着いた居心地の良い1階のダイニングキッチンとなっています。

オグハウス (中庭)

中庭

隣の実家と一体に計画した中庭のような屋外空間。ダイニングキッチンはこの庭とつながっていて、実家の勝手口ともつながっています。中庭を囲むようにデッキでベンチ設えていて、囲まれた屋外のくつろぐことができるスペースとなっています。 外壁は建替え前の既存建物の柱を古材として活用し、柿(こけら)板をつくって葺きました。柿板づくりと柿葺きは建主さん自らセルフビルドでつくりました。

オグハウス (柿(こけら)葺ワークショップ)

柿(こけら)葺ワークショップ

外壁の一部は建替え前の既存建物で使われていた木材を再利用して、「柿(こけら)葺」となっています。柿板の制作から外壁に葺くまで建主さん自らセルフビルドしました。

オグハウス (解体式)

解体式

解体式の様子です。 解体する既存の建物は祖父母の代に建てられた家で、兄弟、両親、親戚が住んだことがある、思い出深い家でした。新築する家においても当時の既存建物の思い出や記憶を大切にした計画となっています。

写真の説明を固定表示

(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)

いい家!
40

この家がいいと思ったらクリック!

手掛けた建築家

設計、監理、インテリア、エクステリア(庭・外構)を担当

用途

自宅

居住者

家族(子供2人以上)

所在地

東京都荒川区

費用

設計・施工:4000万円

敷地面積

60.24㎡

延床面積

93.85㎡

階数

3階建て

間取り

4LDK以上

期間

設計:12ヶ月 、施工:7ヶ月

完成時期

2021年04月

設計会社

インクアーキテクツ

施工会社

kurosawa kawaraten

間取り

手掛けた建築家のコメント

設計、監理、インテリア、エクステリア(庭・外構)を担当

東京都荒川区の木造住宅密集地に位置する木造3階建の住宅です。敷地面積約60m2の狭小敷地に、小さいながらも居心地の良く過ごすことができる居場所を各所に点在させた住宅となっています。
敷地は建主さんの祖父母から引き継がれた土地で、近隣にご両親、親戚も住まわれています。近隣の方々との付き合いも古く、プライバシーを守りつつも周辺環境に対して閉じない適度な距離感をどのように空間化するのかを探りながら計画を進めていきました。
隣が建主さんのご実家で、既存住宅は実家の”母屋”と”はなれ”という関係だったこともあり、母屋とはなれの隙間の空間は自然発生的に生まれていた中庭のような使われ方をしていました。建替えの計画においても母屋との間の関係性を引き継いだ中庭を設け、1階のダイニングキッチンはこの中庭に開かれ、外の自然を感じることができる空間構成となっています。
また既存建物の解体の時に発生した木材を古材として再利用する試みとして、木材を”柿割”して、外壁に葺く”柿葺”に挑戦し、建主さんの積極的な参加によって実現しました。
建替えにより風景は新しくなりましたが、暮らしや営みの記憶を緩やかに引き継いだ住まいとなりました。

家づくりのきっかけ・施主の要望

[家づくりのはじまり]
 家づくりの始まりは、実家に隣接するご両親が所有している土地を引き継ぐのかどうかという話からでした。ご相談いただいた当初はマンションを所有して住まわれていましたが、祖父母の代からの土地を他者に引き渡すのではなく引き継ぎたいという強い意志があり、建て替えの検討を始められました。他の設計事務所もご検討されたそうですが、インクアーキテクツの進め方のひとつでもある未条件(顕在化していない要望や条件)を引き出すプログラムや、これまでの事例に共感していただき依頼していただくことになりました。

[LDKの未条件]
 ご相談いただいた当初は間取りの要望として2階にLDKを設けたいということでした。2階の方が日当たりが良いからという理由でしたが、ご要望の真意を把握することや、そもそも日当たりの良いLDKがお施主様にとってどういった意味を持っているのか、ご要望の本当の意味を探るために「ケーススタディ」と呼んでいるワークショップを行いました。LDKを2階に設けたパターンの他に、LDKを1階に設けたパターン、LDKを3階に設けたパターン、LDKを1階と2階に分けるパターン、その他吹抜けの有る無しなど、ご要望や与条件をいったん切り離して「例えば○○の場合」という風にプランを並べ、それぞれのプランで1日、1週間、一年の生活シーンをイメージしながら話し合いました。
 ワークショップを通して、ご夫婦と子どもたちとの在宅時間のズレをどうするかということが計画する上での一つの課題となるというフィードバックを得ました。ご主人はお仕事の都合で夕方から不在、奥様は日勤と夜勤とがあり、時には夫婦で夕方以降に不在になることもあり、その場合はご両親に来てもらい子どもの面倒を見てもらうということでした。そうすると実は「両親にいつでも気軽に来てもらえる家」も大事なテーマなのではないか、ご両親はご高齢なため1階にリビングやダイニングのある間取りパターンも可能性があるのではないかということが話し合われました。

[建主さんが大切にされていること]
「ケーススタディ」と呼んでいるワークショップでは、計画内容について話し合われますが、その背景にあるものを知ることができる機会でもあります。隣のご実家での思い出や、建て替える既存建物にはご主人自信やその従兄弟達も住んだことがあると言うエピソードなど、この場所を引き継ぎたいと言うお考えの中に近くに住むご両親や親戚、友人も大切にされていることをワークショップを通じて窺い知ることができました。

この事例の見どころや工夫したところ

[隣家の実家の配置を取り込んだ中庭のような屋外空間]
“ケーススタディ”を通して、3階建のボリュームのうち1階をダイニングキッチンという可能性を探って行く方針になりました。しかし「明るいLDK」というご希望も重要です。敷地は角地で2方向に接道しており、1階は道路に対して開くとプライバシーが課題となるため閉鎖的になる傾向があります。また60m2という狭小敷地にさらに駐車スペースも必要なためスペースは限られています。プライバシーを確保しつつも閉鎖的にならないようにするために屋外空間を上手く取り込めないか可能性を探りました。
 そこでケーススタディの時の雑談がヒントになりました。ご主人の祖父母がご存命だった頃、実家の”母屋”と建替え前の既存建物の”はなれ”との間で家具などの木工作業をされていたというエピソードがありました。この母屋とはなれの間の空間はその後も子どもたちの遊び場にもなっていたようで、子どもの頃から家と家の間のような囲まれた屋外空間の心地よさを体感されていたようです。建て替える新築でもこのような空間を引き継ぐと良いのではないかということで、実家の敷地も合わせた屋外空間を計画しました。そうすることでひとまとまりの囲まれた中庭のような屋外空間を確保でき、この屋外空間とダイニングキッチンを接続して開口部を設けることで、角地の1階でありながらも閉鎖的にならず、プライバシーを保ちつつも自然を感じられる開放的な空間となりました。

[居心地の良い居場所を点在させた空間構成]
 リビングとダイニングが1階と2階に分かれても良いかどうかを議論した際に「そもそもリビングって何?」という話し合いをしました。リビングとは「食事をする場所とは別にくつろぐスペース」と説明されますが、それが1つの部屋になっている必要はなく、ダイニングと連続している必要もありません。「そうしたら家中がリビング的な空間になっていると良いね。」という視点が生まれました。室としてのリビングだけでなく階段の下や洗面所など、家中のあらゆる場所がくつろぐことができる居場所となっています。


[建て替え前の建屋の木材を利用した”柿(こけら)葺”の外壁」
 外壁の一部に、建て替え前の建屋の木材を利用した”柿(こけら)”を葺きました。柿板をつくるところから、外壁に葺く作業も建主さんと一緒に作りました。
建て替え前の既存建物は祖父母が建て、建主さんの家族や親戚が住まわれていたことなど、とても思い出深い建物でした。新しい住まいにも何らかの形で引き継ぐことができたら素敵だなという話題からのアイデアでした。この柿葺の外壁が、昔の記憶や建主ご自身で作られた思い出とともに引き継がれ、愛着のあるお家の要素になればと思っています。

施主の感想

建主さんからコメントをいただきました。
「限られた土地に建つ狭小住宅ではあるものの、随所にこだわりが見られる非常に満足できる家になりました。
特筆すべきは、思い出のある古材を再利用した外壁の柿葺き(こけらぶき)です。ガルバリウムとのコントラストが美しく、面白い!
最初の打合せの段階からこちらの要望をしっかり受け止めて頂き、納得行くまで根気強く様々なアイデアを提案してもらいました。
家族構成、生活スタイルを考慮した、居場所が沢山ある暮らしやすく楽しい家です。」

 建主さんが家づくりを楽しまれたことや、自慢のお住まいにであることが伝わってきました。ご自宅の内覧もいつでもご協力いただいており、お伺いするたびに素敵に住みこなされいて、写真でどこを切り取っても風景になるようでした。

事例の進み方

ご相談いただいた時には建主さんもたくさん住まいのイメージを持たれていました。
そのイメージを正確に捉えるために、また潜在的な要望を捉えるためにも、具体的な設計に取り組む前に”調査・企画”を行いました。ここでは建築する上で必要な基本的な情報の調査の他に、”現在の暮らし調査”と呼んでいる現在の住まいを実測して建主さんの今の生活空間のスケール感を数値化して共有したりフィールドワークやケーススタディと呼んでいるワークショップを行いながら、建主さんの取り巻く環境や価値観を捉える工夫をしました。その上でどのような住まいにしたいかをまとめた「基本プラン」を作成し、これに基づいて具体的な設計を進めていきました。
”調査・企画”は建主さんと設計者の私たちとの”共通言語”をつくる過程でもあり、この共通言語によってより密度の高い打合せを行うことができました。途中からコロナの影響でオンラインで打合せすることになりましたが、調査・企画で共有したことがとても役に立ちました。

[プランの変化]
建主さんの要望:「2階の明るいLDK」

ケーススタディ#1
「1階をDKとした方が良いという方針」

1階のDKは2方向に接道する角地のためプライバシーを考えると閉鎖的になるのが課題

ケーススタディ#2
「隣の実家の敷地と合わせた中庭のような屋外空間をつくる」

「プライバシーを保ちつつも中庭に開かれた自然を感じられる開放的なDK」

印象に残っていること

[”未条件”を発見した瞬間]
ご相談に来ていただいた当初は2階にLDKとすることがご要望でしたが、”ケーススタディ”のワークショップを経て、実は1階をダイニングキッチンとした方が良いという結論に至った打合せが印象的でした。未条件(顕在化していない要望や条件)を引き出した瞬間とも言えると思います。出来上がった後に、1階をダイニングキッチンにして本当に良かったと言ってもらったことが思い出深いです。

解体式

建て替え前の既存建物は祖父母が建てたお家でもあり、建主さん家族や親戚も住んだことのあるお家でもありました。建屋を解体する前に、ご両親や親戚が集まって、「解体式」を行いました。解体式では食事をしながら解体するこの家での思い出話や、これから建てる家の計画をプロジェクターで投影しながら説明しました。子どもたちには公認で思いっきり落書きをしてもらったり、最後には建主さんご夫婦による柱に鋸をいれる解体セレモニーを行ったりと、一つの思い出になりました。そこに工務店さんやファイナンスと土地の不動産的な調整を担当していただいた方にも出席していただき、解体式がさながら結団式のようなイベントになりました。

概要

[設計]
インクアーキテクツ
構造 梅沢建築構造研究所

[施工]
kurosawa kawaraten

[構造・構法]
主体構造・構法 木造|在来軸組構法
基礎 ベタ基礎

[規模]
階数 地上3階
軒高 8.172m
最高の高さ 8.605m
敷地面積 60.27㎡
建築面積 36.85㎡|建蔽率 61.15%
延床面積 93.85㎡|容積率 146.16%
R階床面積 2.95㎡
3階床面積 28.55㎡
2階床面積 27.33㎡
1階床面積 35.02㎡
防耐火性能 準耐火建築物 

[工程]
設計期間 2019年8月〜2020年8月
工事期間 2020年10月〜2021年4月

[敷地条件]
場所 東京都荒川区
地域地区 準工業地域|準防火地域
道路幅員 南側4m 西側4m
指定建蔽率 80%
指定容積率 240%

[外部仕上げ]
屋根・テラス/ウッドデッキ、シート防水
外壁/ガルバリウム鋼板、古材柿葺(ガルバリウム鋼板下地)
開口部/アルミ製サッシ、木製建具
外構/コンクリート舗装化粧洗出し仕上げ、コンクリート平板ブロック、砕石

[内部仕上げ]
<1Fダイニング、キッチン>
床/コンクリートスラブ金鏝押えの上アクリル樹脂系塗装、小上がり床/杉幅剥ぎ材
壁/ビニルクロス
天井/ビニルクロス
<2Fリビング、スタディコーナー、洗面室、WC>
床/複合フローリング(オーク)
壁/ビニルクロス
天井/ビニルクロス
<2F浴室>
床・壁/FRP防水トップコート仕上げ
天井/珪酸カルシウム板 t=6mm+6mm VP
<3F主寝室、子供室>
床/複合フローリング(オーク)
壁/ビニルクロス
天井/ビニルクロス
<階段>
壁/ケイソウ土塗装(セルフビルド)
踏板/スギt90mm

[設備システム]
<空調>
冷暖房方式/ルームエアコン
換気方式/第三種換気
その他/ガスファンヒーター
<給排水>
給水方式/公設上水道直結
排水方式/公設下水道直結
<給湯>
給湯方式/潜熱回収型ガス給湯

パース/模型/CG/スケッチなど

いい家!
40

この家がいいと思ったらクリック!

この事例のコンセプト

この住宅の写真

手掛けた建築家

対応業務

注文住宅、リノベーション (戸建、マンション、部分)

所在地

東京都文京区目白台1丁目24−8

主な対応エリア

茨城県 / 埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県

全国対応可能です。
その場合の交通費は、標準的な公共交通機関による交通費のうち片道2500円までを弊社負担としております。

目安の金額

30坪 新築一戸建て

2,400万円〜

60平米 フルリノベ

1,200万円〜

インクアーキテクツさんのそのほかの住宅事例

この住宅事例を見ている人におすすめ

もっと見る

この住宅事例に関連するキーワード

手掛けた建築家

インクアーキテクツ

@東京都