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緑の多い傾斜地の住まい。既存の木々をそのまま活かす範囲で1階を配置、外のパーゴラが室内にも続いているようにデザイン。
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
六甲山系の別荘地に建つ住まいです。
ウリンの外壁が美しく、水平ラインが重なる外観で
場所に似合った瀟洒な家です。
新築して15年後の2019年に掘込式ビルトインガレージの増築設計をさせていただきました。
商業地のど真ん中で育った施主にとって、緑あふれるエリアでの住まいはあこがれだったようです。プレーリーハウス、ケーススタディハウス、アイクラーホームなど、モダンさと地域性が特徴に出た住まいを意識されていました。
敷地は傾斜地でもあるのですが、若い歳での家づくりなので傾斜地を活かしたプランとするにはコスト的に厳しいところがありました。できるだけフラットに近いエリアに建物を配置しながら、敷地の木々を伐採せずにすむ範囲を1階のエリアとして配置しています。
外壁にウリンをしようしたり、レンガ積みの煙突があったりと素材感を大事にした住まいです。やや気温の低い地域柄、タイル床とした蓄熱床暖房にしています。
出かけることやテレビを見ることも減り、ただ庭を眺めながらゆっくり過ごすという生活になられたそうです。
プランは1回目のプレゼンでおおよその骨格は決まりました。手書きのスケッチで外観イメージのプレゼンとしたのですが、その印象が強かったようで当事務所を選んでいただきました。あとはコストプランニングの中で外構を簡素化したり、全体面積を精査し、縮める箇所は縮め、増やすところは増やしながら、プランが決まりました。
東玄関側のファーサード〜西側にも玄関があります。
東西の玄関ドアが見えるホール。ホールに面してオープンキッチンがあり、写真奥の玄関扉はテラスにもアクセスできます。テラスへの料理の持ち運びやすさを考えた動線です。
敷地西側からのアプローチ
西玄関より東玄関を見る。左手カウンターの奥にキッチン。キッチンは厨房機器で構成。アウトドアで食事を配膳する際のカウンターにもなる
玄関ドアは水平、垂直の構成をもったfixガラスをたずさえています。玄関が閉まっていても風が通るように、小さな窓があります。もちろん網戸付き。ポストもこのデザインの中に組み込まれています。床はタイル張で蓄熱床暖房を敷設しています。