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出会いは、
『すみれが丘の家2020』の住まい手さんのご紹介でした。
ママ友として最初はご紹介頂きましたが、実はすでに、
すみれが丘の家2020の施工中より工事の殆どの経緯を
見て下さっていて、完成後に改めてお声がけ下さりました。
特に奥様は、社会人として、母として過ごしながらも、
ランドスケープデザインの学生さんとして勉強され、
外構・庭・植栽に興味が強く、弊社の庭・外構にも
興味を示してくださったのが繋がりとして一番最初は
大きかったかもしれません。
すみれが丘の家2020同様、2022の住まい手さんも、
まずは庭は、家以外の空地の部分はどうあるべきかという
部分から家づくりを始めていきました。
そのうち、敷地に対しての法的な縛り、庭と家のスペースの取り合い、
想像以上の家の大きさに現実を見せつけられて、
庭の一部を諦めるような取捨選択をしつつ、
PLANもそれに合わせて変容していきました。
ご主人もお仕事で店舗関連の業務を担当されていて、
建築にも思慮が近く、色々ご理解頂いたうえで気密だ断熱だという世相にも関わらず、挑戦的な造作工事(幅広玄関引戸)などを行わせていただきました。
(案の定、季節の木の動きで不具合ちょいちょいありますね)
打ち合わせ中もしっかり細部まで時間を掛けて図面を
見つめて下さり、自分たちの理想と現実の落し所を納得するまで拘ってくださって、家づくりの手綱をご自分達で
しっかり握っていただきながら、私の方は、
その期待に応えようとしていた打ち合わせの形が
印象的でした。
すでにご友人たちと仲間と集まって宅飲みされている
とのことで暮らしを楽しんでくれているのかなと
思っています。
聡明なお二人のことなので今後も自分たちで現実の
落しどころを見つけつつ、その時代、
子どもの成長に合わせたご自分たちの家の在り方、
暮らしをを作られていく事でしょう。
この家で過ごす日々が、
普段から木を愛で、木を慈しみ、
緑と共に寄り添う暮らしが、
彼ら、彼女たちの人生において人生の一章になり、
その時を思い出すとこの家での出来事が幸せだったと思える、
そんな記憶の一部にこの家が寄与できるような存在になれればと思っています。
仕様
床:熊野杉 無垢フローリング貼り
壁:和紙貼り・珪藻土塗り
天井:和紙貼り・珪藻土塗り
外壁:白洲そとん壁
道南杉赤身材貼り ウッドロングエコ塗装
屋根:ガルバリウム鋼板
断熱:基礎断熱仕様
空調:暖房用床下エアコン
循環用カウンターアローファン
冷房用エアコン
その他:造作キッチン、造作家具、造作洗面台
耐震等級3
UA値0.52
東側の吹き抜けに位置する台形窓により、朝日が降り注ぐ
奥の玄関に誘い込まれるようなアプローチを目指した
日陰となり、日射と雨掛かりを最小限にしてくれる2階の軒下をデッキスペースとしている。 植栽である程度の目隠しをしながら内部のLDKと繋がる。 耐候性を考慮し、アイアンウッド仕様
ご主人のご要望で実現した幅広設計。 家の品格がぐっと上がるような存在感
庭をL字型のLDKで囲うような配置。 玄関から裏動線でシューズクローゼット→パントリー収納→キッチンと繋がる動線。 キッチン・ダイニングテーブルはオリジナルで造作。
赤身主体の杉材に特殊な防腐塗料を塗布した造作雨戸。 有事の際はこれを閉めて、開口部を守る。
L字の角の柱を芯に木製サッシで2方向に開放できる。 LDKと中間領域のデッキスペースが優しく繋がる。
約8畳の吹き抜け。 採光、目線の抜けとともに、床下エアコンの循環部としての役割を果たす。
杉無節材の無垢階段。大工さんの造作。
ただの通路で終わらすことなく、ワークスペースとしてカウンターを設け、背部には大容量の本棚壁を設置。使える通路となった。
2ボウルあるため忙しい朝も共有できる。床は清掃性・素材感・暖かさを兼ね備えたコルクを採用。内装は撥水和紙を採用。ホワイトアッシュ造作洗面台