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設計、施工、監理を担当
Concept
月明かりも室内に届く光天井のある暮らし
居間と水廻りを改修したいが天井が異常に低くて暗い。
吹抜けにして2階窓からも光を取り入れられないか。
夏は冷房をあまり使いたくない。冬は寒い。
子供が家を受継いでくれるかがまだわからない。
そのため、コストにも配慮し、最小限の工事範囲で私達夫婦が今後20年、楽しく明るい環境で暮らせるようにして欲しい。
吹抜けにすると居間の気積が大幅に増え、かつ三面が未改修の部屋に接するため暖房効率が落ちる。
そこで吹抜けではなく気密性の高い中空ポリカにて天井を構成。
天井裏全体を空気断熱層として活用し天然の光天井としたことで、採光も均等な照度とした。
火打を使った天井フレームを通し柱に金物で筋結し、2階床面の撤去後、水平強度は低下しないよう配慮。
2階をなくし積載荷重の軽減し、土壁も一切撤去しない平面プランにより施工範囲を限定しながら建物耐力を改善。
もともと風通しがよく、夏場は涼しいため、天井裏の窓からの取得熱の排熱をするための居間→天井裏→外部へ排熱経路を設置。
34℃を超える暑い日でも、室内は22℃を維持でき快適で涼しく、かつ照明も不要。
実際に測ってもらった数値(照度)以上に明るく感じます。
夜でも月明かりで天井がぼんやり光ります。
2017 住まいのリフォームコンクール 特別賞
2017 ジェルコデザインコンテスト 全国 優秀賞