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設計、施工、監理を担当
家の真ん中に大型クローゼットを配置し、収納場所を1箇所に集約することで実現した20帖超の広々としたLDK空間。リビングにはソファを置かず、家族全員がリラックスできる畳の小上がりを暮らしの中心に据えました。書斎やインナーバルコニーなど夫婦それぞれの癒しの場を設けることで、より快適に、これから先も永く愛される家を目指しました。
持ち家がなかったため、市内・駅近でマンションを探されていた施主様。
費用面から新築マンションは断念し、中古マンションを検討していたが、レイアウトは住みやすいものにし、設備や内装は一新し、すべて新品にしたかったため、夫が言い出したリノベマジックを信じ、フルリノベーションを選択しました。
その中でも絶対に譲れないポイントとして、駅から近い物件であること、お部屋からの眺望、広さ、周辺環境の静かさや緑溢れる環境を重点的に探し、さらに、リノベーションで大きく間取りや設備を新しくしてももったいない気持ちを持たなくてすむ、リフォームも全くしていない物件を探しました。そうすることで、古さや今の時代にそぐわないネガティブ要素を全部今住みたい部屋に総とっかえできると思ったからです。そうした物件探しからリノベのイロハを誠実に教えてくださった営業担当の方のおかげでしっかり向き合えたことでKULABOでのリノベーションを決意しました。
今までの古い間取りがウソのように消えた広いリビングと落ち着ける小上がりと小さな居場所として過ごせるインナーバルコニーです。お気に入りの過ごし方は、インナーバルコニーや畳でアールの窓から見える緑を見ながら音楽を聞くことです。最初は、おしゃれなカフェやホテルライクの素敵な部屋にも憧れていましたが、やはり和モダンな落ち着く小上がりの畳の部屋に一番います。また、まだまだこのお部屋をもっと気に入った場所にしたいといつも考えており、家族全員がこれからもずっとこのお部屋に新しい発見と工夫と愛情を持って暮らしてほしいと思うようになりました。
当初のお打ち合わせから、「今ある物を減らし、スッキリとした空間を目指したい」ということと、「デザインや最新設備を取り入れることで、住まいをいずれ渡すときに子どもたちに良い状態で残してあげたい」とおっしゃられていました。リノベーションをきっかけに、今ある物を見直し、スペースを整理することで、いつでも整然と片づけられた暮らしをしながら、いずれ家族の暮らし方の変化により柔軟に受け入れて、住まえる暮らしを理想に設計いたしました。
開放感があるけど、夫と妻それぞれの居場所として感じられないかなと思っていましたが、良いギャップとして、ちゃんと書斎スペースやインナーバルコニーでしっかり1人で過ごせています。また、リノベーションをして自分たちの本当に気に入った部屋になっているので、毎日綺麗さを保ち、きちんと暮らすようになりました。
物件の適正価格を見極めとリノベ含めたトータルの予算金額をぶれずに持つことです。リノベーションの代金は(やりたいことをどんどん盛り込むと)最初の見積もりより増えていくので、自分たちでもお金をかけたい部分と工夫して何とかする部分を勉強しておくことが大切だと思います。
畳でくつろぎながらでも外を眺められるよう、インナーバルコニー側の建具は透明ガラスを使った造作障子を。もう一方の建具は、テイストを保ちつつプライバシーを確保するため、外部からは見えないようなワーロン紙を使用した障子を採用しています。
床やテレビ棚には、木目が細かく緻密な桜の木を使用。淡い色合いで、部屋全体を明るく見せてくれます。
ダイニングスペースは暮らしの空間、畳スペースはくつろぎの空間とゾーニングできるように、小上がりと木目の下がり天井を採用。
通常畳は互いの表情を変えるために市松貼りで計画されることが多いところ、今回は空間を広く見せるために長手方向に流し貼りしています。
床と天井のラインがはっきり分かれ、まるで畳のスペースが枠で囲まれた箱のようなデザインです。
和室の一角にカウンターを設け、ご主人の書斎スペースに。
特徴的な半円スペースはインナーバルコニーとし、坪庭のように魅せています。植栽を置いたり、公園の緑を見ながらくつろぐ癒しの空間です。
畳でくつろぎながらでも外を眺められるよう、インナーバルコニー側の建具は透明ガラスを使った造作障子を。もう一方の建具は、テイストを保ちつつプライバシーを確保するため、外部からは見えないようなワーロン紙を使用した障子を採用しています。
広い小上がりの畳スペースの一角は、ロールカーテンで仕切り夫婦の寝室として使用。ご長男が泊まりに来たときも、十分に寝れるスペースがあります。
普段は布団をしまうことで、昼間は大空間のリビングとなる可変性のある間取りです。
内装は、モカベージュと呼ばれる茶色とベージュが混ざったような和にも洋にも合う上品な色合いで統一。