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テーマのひとつは様々な素材を使うこと。鉄板やステンレス、石や木目をスタンプしたモルタル壁、じっくり見て参考にしたい。
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設計、監理、インテリア、エクステリア(庭・外構)を担当
神戸市東灘区、阪急御影駅より山側に上がった場所にある住居である。
山と海に挟まれ都心にも近いこのエリアの住環境はひじょうに良好。
専有部分は2層からなるメゾネット型をしており、マンションとしては広めの150㎡程度の面積を持つ。室内から大きな雑木林が目に入ることも好意的に受け止められた。またメゾネット型をしていることはプライベートゾーンとパブリックゾーンを分けるのに都合がよかった。
計画自体は一度スケルトン状態まで既存の内装を撤去し、そこから内装仕上げを一からほどこしている。
お子様が小学校へ進学されるのを機に、住環境の良い場所での生活をスタートするため。
無垢の素材を多用したしっとりと落ち着く空間を希望された。
基本的に大きく間取りを変更をすることは難しかったため、既存の間取りを活かしつつ、今回1つのテーマとしてなるべく様々なテクスチャを用いて仕上げることを目指した。
LDK、廊下、水回りの床にはタイル、居室にはフローリングを。壁には鉄板やステンレス、石貼り、数種の左官壁、特に木目の模様をスタンプする手法はアクセントとなった。天井にはモルタルや木パネル、特殊な木毛セメント板などを用い貼り分けをおこなっている。
また狭いながらもベランダスペースをデッキ貼りとし、プランターや大きめの鉢を使って可能な範囲で植物を沢山持ち込んだ。今回一番の収穫はマンションでも確実に自然やグリーンを感じることができることであった。
壁には鉄板やステンレス、石貼り、数種の左官壁、特に木目の模様をスタンプする手法はアクセントとなった。天井にはモルタルや木パネル、特殊な木毛セメント板などを用い貼り分けをおこなっている。
奥の壁は特殊な技法を用い、本物の木目をモルタルでスタンプすることで表情を与えている。
右手奥の壁は鉄板の素地貼り、その手前の腰壁は石貼りとしている。
天井全体にはモルタルをこすりつけ、ダイニングの上部のみ板貼りとした。
照明はLEDのラインタイプとしている。奥にステンレス貼りのキッチンが見えている。
キッチンは一つのオブジェクトとして表現するため、オールステンレスとした。
後日、コーナーソファが置かれた状態。
左は洗面所。カウンターはタイルで制作されている。右側は廊下と玄関ホール。壁は一面書棚としている。