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設計、プロデュース・コーディネート、エクステリア(庭・外構)を担当
長らく放置状態のこの旧家は築80年、和室の四室の屋根が完全に陥没していて廃屋寸前でしたが一本の大黒柱が目にとまりました。
この家の中心の大黒柱は陥没した和室とは裏腹にこの家を守るかのように堂々と居座っていたのが印象的で、リノベーションで何とか再生することが出来ないかとこの大黒柱を見て感じました。
80年間の想い出や記憶を残すことは掛け替えのないことと言うのは簡単ですが、これを再生させることはとても大変作業でした。陥没した部分を取り去り、デッキと家庭菜園のある魅力的な中庭のある家へと劇的に大改装することで見事に再生ができました。
長らく放置状態のこの旧家は取り壊し予定でした。
和室の四室の屋根が完全に陥没していて廃屋寸前でした。 部屋から見上げれば大きなケヤキが見えます。そこで、この部分を切り取り、減築することで、家庭菜園とウッドデッキのある中庭が生まれました。
小さな家の建て替えでこの敷地を見に来たのが、約一年前でした。
まわりには団地が建て込んでいるのに、この一角だけ奇跡的にも緑豊かな土地が取り残されていました。 この小さな家の土地は隣接する畑も含めて約350坪と市街地の中では贅沢にも広いことに驚きました。
そしてこの旧家は、とうぜん取り壊し予定でした。長らく放置状態のこの旧家は、和室の四室の屋根が完全に陥没していて廃屋寸前でした。 部屋から見上げれば大きなケヤキが見えます。ひとり暮らしの小さな家に建て直す予定でしたがこのひどい状態には驚きでした。
しかしこの家の中心の大黒柱は陥没した和室とは裏腹に、この家を守るかのように堂々と居座っていたのが印象的でした。 そこでリノベーションして何とか再生することが出来ないかと、この大黒柱を見てそう感じました。
この家の調査を始め、間取りを復元してみましたら、 ガレージ部分は増築してあるものの、築80年の旧家はとても魅力的で綺麗な間取りでした。
所 在 大阪府吹田市岸辺中
構 造 木造平屋建
設 計 期 間 2016.08~2017.04
施 工 期 間 2017.05~2017.09|予定
敷 地 面 積 150坪
建 築 面 積 90.48m2
延 床 面 積 90.48m2
地域・地区 第1種住居地域・準防火地域・第4種高度地区
外部仕上げ
壁1 :杉板貼り、ウッドロングエコ
壁2 :土、スサ入りプラスター木ゴテ押え
屋根2:ガルバリウム鋼板たてはぜ葺き
屋根1:瓦葺き
内部仕上げ
床 :珪藻土三和土
壁 :コバウ+フェザーフィール
天井1:コバウ+フェザーフィール
天井2:杉板、自然塗料拭き取り
減築で生まれた、家庭菜園とデッキのある中庭
減築で生まれた家庭菜園のある中庭
中庭とウッドデッキに面して開かれた、大黒柱のあるリビングです。
ダイニングキッチンと、中庭のデッキがつながります。その先は離れの趣味のスペースです。
もともと玄関の部分を台所と一体化して、広いリビング・ダイニングとしました。大きな開口部のまん中には、ケヤキの大黒柱を残しました。
和室のあった部分は減築して、そこを広いデッキと家庭菜園のあるスペースへと、魅力的な中庭のある家へと再生
リビングからみる夕暮れどきの中庭。内と外とがつながる瞬間です。
減築で生まれた、中庭と家庭菜園のデッキのあるスペースです。