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設計、プロデュース・コーディネート、エクステリア(庭・外構)を担当
自然に恵まれたこの天野(和歌山県かつらぎ町)で、蕎麦をふるまう中庭と広縁の凡愚の週末住居の計画です。
大阪市内大正区で“そば切り凡愚”を営業されていて、田舎好きの御夫婦は、この天野の地に移り住むことでの計画でした。
天野の附近の地名には、いたるところに不思議と‘丹生’という地名があり、ここでは「丹生都比売神社」もあり、文字通り‘朱’が取れるほど土が赤い。
魅力的な色をしているこの赤い土色をこの建物に活かせないかと、凡愚の内壁をこの色の土壁とするこにしました。
白い土壁と朱のように赤い土壁は、ここの凡愚のオリジナルの配合で作られた土壁の色で家の内部では融合しています。
所 在 和歌山県伊都郡かつらぎ町
家 族 構 成 凡愚夫婦
構 造 木造2階建
敷 地 面 積 700坪
建 築 面 積 164.16 m2
延 床 面 積 156.07 m2
各階床面積 1階 98.49 m2 2階 57.58 m2
外部仕上げ 屋根/ガルバリウム鋼板 瓦棒葺き
外壁/米杉 下見板張り 土色:赤土、スサ
砂利入りモルタル荒木ゴテ仕上げ(凡愚仕様)
白色:赤土(微量)白セメント
マニラスサ(凡愚仕様)
テラス/米杉板張り
内部仕上げ 広間/床:米杉板下見板張り
壁/赤土、スサ、砂利入りプラスター木ゴテ仕上げ(凡愚仕様)
天井/米杉板野地板表し(凡愚仕様)
そば切り凡愚のオリジナル配合仕様
凡愚を中庭ごしに建物を見る。 白い壁は、景色に溶け込みながらも家の中まで入り込みます。 外壁はレッドシダーの下見板張。赤い土壁と対比した白い土壁に既存の梅の木が柔らかい影を落とし、季節の移り変わりを教えてくれます。
開放的な空間
薪ストーブがある広間。この広間を暖かく迎えてくれます。
凡愚の高い天井の広間と薪ストーブ。その火は、家全体を暖めるとともに体も心も暖めてくれます。
凡愚の赤い土壁の広間より、台所方向を見る。 左の広縁が景色の広がりを引き立てます。その右奥に台所へと続く木製ガラス扉。
広間から竹薮を見る。 凡愚の内壁の土壁は地元の赤い土色と同じようにするため、広間は赤土、スサ、砂利入りプラスター木ゴテ仕上げです。床は、広巾の米杉材のフローリング。そして階段は2階プライベートへ続きます。
トップライトから光が差し込む中庭。土間は中古の耐火レンガを使ったタタキ仕上げ
そば切り凡愚の週末住居の入り口のポーチ。