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設計、監理、プロデュース・コーディネート、インテリアを担当
あかり
肥松単板のあかり|眠っていた単板に光をあててみました
材木団地の単板加工場に眠っていた、厚さ0.5mm、長さ4,000mm 巾700mm の肥松〈杢〉の単板を見つけました. これは普通ベニヤの化粧材として利用されるものです.この厚みは単板の中でも厚い物で,杢目の何とも言えない暖かみのある素地を何かに生かせないかと考えました.
単板は松脂によって光を通すと透けて見えます. 〈杢〉一枚一枚のもつ表情,色合い,風合いの面白さ,やさしさ,力強さは最もシンプルな形によって生かされる.和紙を裏打した単板は,最大直径900mm 高さ600 mm の円筒形を基本とし, 大小さまざまな組み合わせによる照明〈あかりのオブジェ〉が出来ました.
一段,二段,三段と重ね合わすことであかりの表情が変わります. 折りたためる堤灯のイメージでもあり, 吊る-置く-重なる-重なり-つなげる-つながり, さまざまに展開していく可能性をひめている.
SECTION/切断面は『時の記憶』
その切断面〈杢〉に、文字どおり“光”をあててみました.
単板加工場の倉庫に眠っていた、大きな肥松〈杢〉の単板を見つけました。これは普通ベニヤの化粧材として利用されるもので、この厚みは単板の中でも厚い物です。この杢目の何とも言えない暖かみのある風合いを何かに生かせないかと思いました。
単板は松脂によって光を通すと透けます。 そして 大小さまざまな組み合わせによる、あかりのオブジェをイメージし、その美しい太古の記憶である年輪の切断面の透き通った杢目に光をあててみたらとても綺麗でした。