家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
変形地(三角形)、都市計画道路が敷地を横切る、用途境が敷地の中央にあり、北側の区界道路は狭隘道路、区界の日影規制は厳しく、収益物件としては致命的な3つの最寄駅から徒歩15分以上、様々な難題が揃った非常に難しい敷地に、収益力の高い共同住宅を求められました。
お施主様は長年この地にご自宅を構え、賃貸併用住宅のご依頼をいただきました。そこでプランと収益性を検討したところ、自宅部分のウェイトが高く収支がどうしても合わないと判断。お施主様もどうしてもここの地にすまないといけないという状況ではないのではと思い、思い切って共同住宅だけの計画で提案しましたところ採用されました。
最寄駅から徒歩15分以上といえども、場所は広尾でしたので、その地域ブランド力を活かすのにチープな作りという訳にもいかず、キャッシュフローの中でギリギリのご予算をお願いし、かけるところ、かけないところは一つ一つ判断しました。また三角形の敷地に10戸の賃貸を入れることを目標としてましたので、一部長屋形式にしたり、メゾネットにしたり、1階にあえてロフトを作ったりと、様々な工夫を施しました。
長年住み慣れた自宅を賃貸住宅に建て替えを計画したものの、計画道路や変形敷地など数々の問題に悩まされ何人かの建築士さんからプランをいただきました。
そんな中マイナスを生かしたデザインの提案や賃貸経営の細かいノウハウを頂いた竹石さんにお任せすることになりました。賃貸物件の多い地域で他の物件と差別化が図れるような建物をという私たちの希望を充分かなえてくださり、ルーフバルコニー、メゾネット、ロフトなど、機能性とデザイン性を兼ね備えた建物の完成にとても満足しています。
また、小さなことでも親身になって取り組んでいただけたのは竹石さんのお人柄だと思います。
敷地の特性と、広尾という地域を読み解き、間取り、デザイン、仕上げ材など決めていきました。また遮音性能、セキュリティーなど機能面でも一つ一つ検討し、採用していきました。
全てお任せいただいたので、竣工検査時にメゾネットの部屋を見て「変わった間取りなので、ここは入らないのでは?」などと疑問をお持ちではあったようですが、実際はすぐに決まり私もホット胸をなでおろしました。やはりありきたりの部屋は競合が多く決めてがないという話はよく聞きます。特徴やコンセプトのある部屋は入居したい動機が明確なので決まるということが実証できました。
細長い外観に押出成形セメント板にタイル貼りの商品を採用しました。
三角形の先端の部分を見た外観
1階は狭小なワンルームであったため、ロフトを作り開放感と収納力を持たせました。
ロフトを見る
ウッドデッキではなくてタイル貼りなのがポイントです。