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【リノべりす掲載中】
こちらのプロジェクトは『リノべりす』に記事が掲載されています。
http://renoverisu.jp/case/p/n_u-idealhouse/
『リノべりす』とは?
扶桑社の中古マンション×リノベーション専門誌「リライフプラス」とSUVACOのコラボレーションのリノベーション情報サイトです。
http://renoverisu.jp/about/
コンクリートの天井、むき出しの配管、壁のアート…。
本職の傍ら、イラストレーターとして活動する山口さんの家は、どこかNYのアーティストハウスのようだ。イメージソースは、NYのリビングを集めた写真集。そこに描かれている自由で闊達な精神を表現したのだ。
リノベーションを依頼したのはnuリノベーション。
リノベのイベント「リノベーションEXPO」でブースをのぞいた際、ある言葉が印象に残ったという。「プランの打ち合わせは何回でもいい、というんです。回数が限られているところもあるので、これはありがたかった」。結果論だがこれが大正解で、実際、打ち合わせは十数回にも及んだ。
山口邸では、キッチンの移設に伴って床下の配管を大きく動かしたため、床の高さを決めるのにギリギリの判断が求められたのだ。結果的には、スペースによって高さを変えることで、例えばLDKは広い空間の中にリズムが生まれて楽しい空間に。
リノベーションでは、理想のインテリアを追求するあまり予算をオーバーしがちだが、予算内に収める方法をnuリノベーションは提案してくれた。「例えばリビングの棚。希望した無垢材はコストがかかりすぎて…。集成材でも同じような風合いが出せることを教わり、イメージ通りのものができました」。
nuリノベーションには物件探しから依頼し、内見を重ねたのは冬の寒い時期だったという。「暖房のない部屋の寒さをしのぐため、妊娠中の妻用にカイロを用意してくれたのが嬉しくて」。山口さんが開口一番に話してくれたのは、実は担当者への感謝の気持ちだった。(写真:山田耕司)
梁下にピクチャーレールを取り付け、自身の作品をギャラリー風に飾っている。壁面のテレビボードとAV棚はラワン材を「オスモカラー」で塗装し、狙い通りの色や質感に。
キッチンは壁付けにし、ベランダからの光を奥まで取り込んだ。DKからは遠くまで視線が届き、外の緑が楽しめる
作業台をL字に配した効率的なステンレスキッチン。キャビネットの面材は、ラフな雰囲気に合わせて黒をセレクトした。電子レンジ用の棚がユニークかつ実用的。
北側の部屋を取り払い、ワークスペースを囲むように設けた土間。自転車を乗り入れられるよう、奥行きを確保した。
夫が音楽鑑賞や創作活動を楽しむワークスペース。「こもり感は欲しいけど孤立するのはイヤなので、壁の一部をガラス窓にし、中にいても家族の気配が感じられるようにしました」。
洗面室はサブウェイセラミックと実験用シンクでラフな雰囲気に。
夫の趣味であるアクリル絵具を使ったイラストレーション。
玄関からLDKを見る。大空間の中に小部屋を設け、夫のワークスペースに。一段高いキッチンの床はステージのようで、家族が集まるのにちょうどいい。
リビングから玄関方向を見たところ。スペースを東西に分け、東側にLDK、西側に寝室やサニタリーをまとめている。写真左手は寝室