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設計、施工、監理、土地・物件探しを担当
白とオークを基調としたシンプルな空間の要所に、タイル張りの柱やフィギュア専用のニッチなどオリジナリティが溢れているK邸。縦空間を活かした造作のロフトベッドなど、面積の活用方法にも注目です。
ご夫婦ともにこだわりが強く、せっかくなら自分たちの好きな空間で過ごしたいと、リノベーションを検討し始めたK夫妻。当初は勤務地に近い千葉エリアで70㎡以上の物件を探していましたが、物件探しを進める中で都内のコンパクトな物件にも目を向けて見ようとシフトチェンジ。今のお住まいである築11年・約57㎡のこの物件は、湾岸エリアならではの開放的な眺望がご夫婦ともに気に入り即決。「当初希望していた広さより狭くなってしまうのは懸念しましたが、そこはデザインの工夫で軽減できると思い購入を決めました。逆に眺望は変えられない部分なので、妥協しなくてよかったなと思っています」とご主人。
設計デザインのポイントとなったのは、限られた空間をいかに広く見せるかということ。白を基調としたシンプルな空間に、素材やインテリアの差し色でアクセントをプラス。そして、K夫妻のこだわりが全面的に反映されているのが、玄関横のスペースに開放的に造作したロフトのベッドルーム。上段はマットレスをおいて使用するベッドルーム、下段には大容量の収納スペースを確保しました。
自分たちの身長や収納する物のサイズに合わせて寸法を決めたことで、毎日の暮らしがとても快適だというK夫妻。「“どんな家に住むか”って、ポジティブに過ごすためにもすごく大切なことだなって改めて感じました」と笑顔教えてくださいました。
14.3JのLDKは、見せる収納と隠す収納のメリハリをつけることでスッキリとした印象に。
PS(パイプスペース)の柱の周りにはマットホワイトの正方形タイルを張り、空間のアクセントに。セルジュムーユのアームランプがダイニングを優しく照らします。
リビング収納の横に設えた壁付けキッチン。壁のくぼみに納めるようにレイアウトすることで圧迫感を出さない工夫を。
キッチン収納はPS(パイプスペース)の柱に隠れるよう、既製品の棚がピッタリと収まるスペースを確保。生活感を感じさせないよう、居住スペースから見えない位置に配置。
リビングのニッチ棚は、以前から集めていたというフィギュアが飾れるように数センチ単位で奥行きと高さを設定。
ホテルライクな造作洗面室。マットホワイトのタイルはLDKで採用したものと同じ種類のサイズ違いを貼り込むことで統一感を演出。
グレーの磁器質タイルを敷き詰めたエントランス。下足収納もホワイトで統一し、シンプルに誂えました。
エントランスと寝室を隔てる内窓はブラックの格子に磨りガラスをはめ込み、開放感とプライベートの確保を両立するデザインを採用。
造作ロフトの寝室。手前側は下の段から使用できる引出し式、奥は床に取り付けた蓋を開け閉めすることで使用できる収納に。
取り出しやすい引出し収納には、使用頻度の高いアイテムを収納。