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料理好き夫婦の大きな対面式ステンレスキッチンを中心とした住まい。仕事柄集まる工芸品やアートがインテリアになじみます。
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設計、施工、監理を担当
築浅中古マンションをご購入されたT様は、お料理好きのご夫婦。お二人でキッチンに立つことも多いことから「対面式の大きなステンレスキッチンを中心とした住まい」をご希望されていた。「モルタル・ステンレス・無垢フローリング」など、予め使用したい素材のキーワードが挙げられ「男前で格好いいほうが良いけど辛すぎない」をテーマにプランニングが進められた。築浅でもともと綺麗だった洗面台・浴室は既存のまま利用し、LDKや土間にこだわりを持たせた空間づくりを計画することとなった。
“リビングの顔”となるキッチン背面のアクセントをウォールには、一面にモルタルを塗り、ラフな男らしさを表現している。そこへ造作されたキッチンバックセットは、家事スペース一体型の大きなカウンター式のカップボードと吊り戸式のオープン収納。天板や棚板にはオイル仕上のタモ集成材を使用し、優しさと甘さをプラス。ステンレスキッチンもフロントエプロンにはボーダータイルを使用することで、辛さを調整している。食洗機はご主人のこだわりで、たっぷり洗える海外メーカーのガゲナウのものを採用した。
玄関は「自転車を置いたり、懸垂をしたり!ゆとりのある空間」をご希望され、広い土間玄関を計画した。ガス管を使用した懸垂&物干パイプを天井に取付け(リビングにも同じものを設置)、たたきはキッチンと同じマット感のあるグレータイルを使用している。採光がとれない寝室にはガラスブロックを使用し、扉を排除して光と広さを取り込む設計とした。また寝室と廊下を回遊する間取りで、大容量のウォークインクローゼットを設け、ゆとりのある空間を実現した。
仕事柄、工芸品やアートに触れる機会も多く、自然とアートな小物が集まってくるという。木工作家である妹さんの作品や、知り合いの方にいただいたという小物が家のあちらこちらに並び、新しい家になじんでいた。