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設計、施工、監理を担当
インテリアのテイストは全て奥様のご趣味を元に計画し、ご自身で収集されたInstagramやSNSなどのキャプチャ画像を送っていただいた。「壁面やタイルは全体的に白っぽい感じが良かったんです。イメージはパリのアパルトマンのような感じです。こだわりは、アイランドキッチン天板です。ちょっと懐かしさを感じる10cm角の白いタイルと決めていました!」と奥様。
変形型の個性的な間取りとバルコニーから眼下に広がる桜並木が魅力的なK様邸のお住まいは、もともとご主人様が単身時代に購入したヴィンテージマンション。結婚を期に2人暮らしが始まり、奥様の理想のインテリアを実現するべくリノベーションして住むことにしたそうだ。数社のリノベーション業者に問い合わせを投げ掛けた中で、レスポンスの早さが良かった空間社に決めたという。
アイランドキッチンのカウンターはダイニングも兼ねており、空間社のお客様の間でも人気のある北欧インテリアブランド、HAYのAbout a Stoolが置かれている。キッチンのバックセットは、天板下のキャビネットにIKEA既製品を使用し、扉は別途塗装仕上とアンティーク仕上の取手に変更している。
キッチンの『ちょっと懐かしさを感じる10cm角の白いタイル』は洗面台の天板にも採用し、キッチン同仕様で小口の見切りはオーク材でアクセントを付けている。ミラーサイドに設置したIKEA製品のハリウッドミラーも「とても良いですよ!」と話す。
リノベーション計画当初は微塵も無かったネコちゃんの存在が工事の途中段階から浮上し、急遽TVボード上部にキャットウォークを設置したり、リビングドアにキャットスルーを設ける計画に変更した。工事の仮住まい中に1匹、リノベーション完成後にさらにもう一匹が家族に加わったそうだ。LDKと寝室を隔てる壁には室内小窓を設け、洗面台下にはキャットスルー開口を開けネコ用トイレが置かれているため、ネコちゃんは縦横無尽に生活可能だ。ラーチ材貼りの書斎はご主人の籠もり部屋で、趣味の楽器演奏を楽しんでいるという。リビングの造作TVボードは、リノベーション前からご主人の所持していたオーディオ設備を収める前提で、サイズや素材の配色計画を行った。
美容関係のお仕事に従事するとてもオシャレな奥様だが、収納スペースや持ち物(洋服やファッション関係のモノ)は極めて少なめだ。「引っ越しを期に少なくしたんです。“フランス人は10着しか服を持たない”というパリジェンヌ論に肖って“10着ワードローブ”厳選しました(笑)」という話が印象的だった。