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設計、施工、監理を担当
新築当初から住んでいた築37年のマンション。お施主様のご職業が大工さんということもあり、家の中にはいたるところに自作の家具がありました。
2面から光を取り入れ、56㎡とは思えない伸びやかな印象のリビングダイニングには趣味のギターや本、フィギュアが並んでいます。
「好きなものを好きなだけ」置いているのに、見せる(魅せる)収納ですっきりと片付いた住まい。リノベーション×自作の家具で、究極のオリジナル空間をつくり上げたマンションリノベーションです。
幼いころから今のおうちに住んでいたというお施主様。何度か引っ越しをして数年家を空けていましたが、引っ越し先から今のお住まいに戻ってきて約3年。「そろそろ壁紙を貼り替えたい」と思い始めたのがリノベーションのきっかけでした。
絵やフィギュアを集めたり、趣味の音楽や読書を心地よい空間で楽しむためにリノベーションを決意されました。
リビングはバルコニー側の2部屋を取り込んで広々とした空間。寝室は極力小さくしベッドと衣類収納が収まる最小の広さに設定しました。リビングから直接寝室にアクセスできるようレイアウトしましたが、寝室の壁を伸ばすと窓に干渉してしまうし、直角に壁を作ると窓際に細長い無駄なスペースができてしまうことが判明…
そこで寝室の壁を斜めに設置することで、リビングを最大&無駄なスペースゼロを実現しました。
TV背面の壁にギターやお気に入りのレコードをディスプレイできるラックを設置したことで、常に好きなものが見えるのがいい!と仰っていました。
お施主様の自作の家具に合うように空間づくりをしていきました。
大工さんという職業柄、豊富な知識と技術があるのでプランナーや弊社の施工管理と一緒につくり上げていくことができました。
床だけでなく壁や天井にも木材を使用したことで、ロッジのような温かみのある空間になりました。冷蔵庫を隠すためのキッチンカウンターにはお酒の間にフィギュアが並び、遊び心たっぷりのCarpenter’s houseになりました。
ダイニングテーブル、ワークデスク、本棚は大工さんであるお施主様の造作。味のある家具が映えるよう、ダインング部分はホワイトのクロスでシンプルに仕上げた。
ホワイトでまとめたダインング部分とは違い、天井や壁にも板を貼り温かみと男らしさをMIXしたリビング。 寝室入り口の格子の扉も印象的。
天井と壁に同じ木材を貼り、男らしさの中に温かみを持たせたリビング収納。 ギターやレコードをディスプレイしたり、好きなCDや本が並ぶ空間は「THE趣味スペース」ソファに座りながら好きなものを眺められるのも◎
寝室の扉は格子の引き戸に。格子の隙間から漏れる光が雰囲気を高める。お施主様が古材で造作した家具とも好相性。
寝室の壁を斜めに設置することで無駄なスペーススを作らずリビングを最大限使うことができる。 このベンチに座って向かいの建物をぼーっと見るのが好きなのだそう。
冷蔵庫を隠すためのキッチンカウンターにはお酒やフィギュアが並ぶデイスプレイ収納を設置。 キッチンの位置は変えていないがカウンターがあることでLDとのつながりが生まれ、バーカウンターのような雰囲気に。
リビングダイニングの一角には造作のデスクを置いたワークスペース。正面には絵や写真が飾られ、アートな空間に。 窓に近いので採光はバッチリ!
リビングを広くとるため最小限にした寝室はにはなんと大工のお施主様が自作した造作のベッドが! スペースは小さくても、格子の扉からはリビングからの光が入る心地よい空間に。
玄関を入るとまっすぐリビングに繋がる廊下。 左手には造作の靴収納、右手には絵が飾られている。
白い壁と白い棚板のシンプルな靴収納。 風通しも考え扉は付けず、来客時はロールスクリーンで目隠ができるようになっている。 可動式なので段によって高さを変えたり、棚板を増やしたりすることが可能。
天板と鏡の木材はダークブラウンに統一。 収納は作りこまず扉の開け閉めもないので、取り出しも片付けもワンアクションで済む。
お施主様の職業は大工さん。玄関脇には仕事道具を置いておける収納部屋を設置。収納内部はお施主様がご自身で棚を付けた。