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設計、施工、監理を担当
新築時から20年間住まわれた、たくさんの思い出が詰まったマンション8階の住戸。窓からは遠く丹沢の山々が望めるほど、抜群の眺望が自慢の我が家です。設備や内装を更新して、愛着のある住まいに今後も住み続けていくため、W様ご夫婦はリノベーションをご依頼されました。
ご要望は大きく2つ。ひとつは、細かく区切られた3LDKの間取りを見直して、見晴らしの良さや豊かな採光、風通しの良さを最大限活かせる "開放的なLDK" を実現すること。もうひとつは、新たな収納を設けて、極力生活用品や家電の露出を抑えた "スッキリと片付いた開放的な住まい" にすることでした。
間取りは、リビングの一部のように配置されていた和室の仕切りを取り払い、全面に新しいフローリングを敷き直して面積を拡大。クローズドだったキッチンは、壁の一部を撤去してカウンターに作り変えたことで、開放的なキッチンとなりました。
表に出したくない冷蔵庫や調理家電置は、キッチン奥に置き場を作って、スッキリと配置しています。さらに、もともと閉塞感のあった廊下は、思い切ってひと部屋を開放的な玄関ホールとして割り当てました。
収納面では、LDKの壁一面に大容量のカウンター収納を造作。かさばる食器類や日用品を効率的に出し入れできる機能的な収納です。ブルーレイレコーダーやルーターなどの電子機器類も、扉をリビングに合わせてしつらえた収納内に設置しています。さらに、玄関ホールには背の高い収納を設置。衣類や大きなモノは、こちらにまとめて収納することができます。
お引越しを終えた住まいには、家具も家電も置かれているのは必要なものだけ。背伸びをしたくなるほどスッキリとしたLDKでは、ダイニングに座るご主人と夕食の準備に取り掛かる奥様の間を、やさしい風が通り抜けていました。
日中は照明がいらないほど、抜群の景観と採光が自慢の部屋。ダークな色で塗装した天井で、軽すぎない印象に。
クローズドタイプのキッチンをオープンに変えたことで、調理中も家族の会話が弾む
大容量のカウンター収納を設置したことで、置き家具も必要最小限に。
もともとは和室のあった部分をLDKの一部にしたことで、かなりの開放感が得られた。右の収納スペースは押入れがあった部分
玄関側はほとんど採光が取れないものの、明るいLDKからの光が玄関まで届く。左には大型収納が
玄関の窮屈間を払拭するために、思い切って一部屋を無くして面積を振り分け、開放的なホールに
リビング入り口の造作ドア。ガラスには独特のテクスチャの型ガラスを使用
洗面脱衣室には、使い勝手のいいメーカー製の洗面台に加えて、リネン収納を左に造作した