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設計、施工、監理を担当
住み慣れた街で自分の好きな間取りの家に住み替えたいと、物件探しから始められたI様。なかなか好みの物件がないまま、数年経過したときにインテリックス空間設計の相談会に来られた。
物件を見る前に希望のリノベを伝え、それを踏まえた視点でアドバイスをもらったり、マンションの管理状況も丁寧に調べてくれたので、物件を探しから引越し後のことまで、何の不安もなく購入からリノベまでお願いできたそう。
以前から理想としていた間取りは“家族が自然と集まる広いリビング。大きなダイニングテーブルを置きたい”ということだった。逆に寝室として使う個室は必要最小限で、できる限りリビングを広げるようなプラン。
お子様の成長に合わせて、寝室は将来それぞれの個室になるように計画されていた。
ご自身で書かれた詳細な要望書と図面を用意されて初回の打ち合わせに望まれたI様は、建築士としてお仕事をされているプロ。だがリノベーションに関しては専門外のため、リノベーションならではの制約やコスト面、不動産購入はまったくの素人。プロの視点でより良い提案や丁寧なアドバイスをもらえ、なるほどと思うことが多くあった。また、工事中の様子を見に訪れた時もきちんと整理整頓されよい職人さんが働いているのがひと目で分かる印象深い現場だったそうだ。
プランの打ち合わせ前に家族でコミュニケーションをしっかり取る事も大切。譲れないポイントや、逆にこだわりのない部分をすり合わせ、やりたいことの優先順位を共有しておいたので満足のいく出来上がりになった。
左に見える柱を“大黒柱”とした。子供の成長を毎年刻むということをしたいと話をすると、現場監督さん自ら木場に出向き、節のない美しい木を探してくれたそう。
子供たちが楽しそうに駆けていた広いリビング。横に椅子が三脚並べるダイニングテーブルは存在感があるけれど、お部屋の大きさに合っていた。
現在は開き戸を開けてリビングの一角としてお子様のプレイルームに。来客時にはゲストルームとしても使われるそう。
現在の寝室はお子様の成長とともにそれぞれの個室にされる計画。リビング一角の洋室は、将来のご夫婦の寝室として使う計画で、引き戸をあらかじめ設置した。
南東向きのリビングは陽射しがたっぷり。そして壁に断熱材を入れ二重サッシにしたことで、冬でも暖房をほとんど使わずに過ごせる
無機質な印象の天井と壁、そこに木目の暖かみと採光が融合したくつろげる空間に仕上がった。
引き戸のレールに選んだのは細い金のレール。無垢材を選んだ床は暖かみと足ざわりが気持ちよくて選んだ、厚めのオーク。
正面側面はモルタルにしたことで存在感もありつつ、リビングデザインとの融合もされている。キッチン収納の扉にガラスを使ったのは、掃除のしやすさもあるそう
内側は木目調で雰囲気を変えた。キッチンの位置は建築士の意見を入れながら、明るくて部屋全体が見渡せる場所に決定した。
壁色は日差しがたっぷり入るので白いと眩しすぎると思って、濃い目のグレーにしたんですと奥様。家具が明るめの木目なので暗い印象にはならない
リビングの一角には室内干し用のバーを設置。
採光があまり入らない玄関側にある廊下は真っ白、個室側は白プラス木目調を多めにセレクト。間の建具はツートン仕様にして遊び心を入れた。
清潔感のある白にペーパーホルダー類のシルバーと黒の床がアクセントになっているトイレ
できるだけ物を出したくないという希望に加え、棚や収納を置かずにシンプルにした洗面台
玄関から廊下は少しでも明るく感じられる白を基調に。リビングダイニングキッチンの落ち着いたグレイッシュトーンから一転した印象。