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設計、施工、監理、プロデュース・コーディネート、インテリア、その他を担当
夏はヨットに冬はスキーにと活発なアウトドアライフを楽しむご主人とお子様。そして奥様は、お仕事がお休みの日はお友達とのワインパーティーを楽しまれているご家族。ご夫婦は、思春期を迎える息子さんにプライベートが確保出来る子供部屋を作ってあげようと築32年のマンションをリノベーションすることを計画されました。間取りと室内動線を一から見直し、さらに断熱・遮音性能にも妥協なくとの思いからスケルトンリノベーションを採用。ご家族みんなの意見を取り入れながらのリノベーション計画は、随所にこれからの子育て環境と快適な暮らしを実現すべくご家族全員参加のアイデアリノベーションとなりました。
周辺環境と部屋の広さ(約80㎡)が気に入って12年ほど前に中古購入したマンションなんですが、息子が10才になり、そろそろ子供部屋を作ってあげなきゃと思ったのがきっかけですね。今回、新築も探してみたのですが、今はこの周辺でこれだけの広さで手頃な部屋というのがなく、それなら間取りが自由になるリノベーションの方がいいだろうと判断しました。マンションは築32年で、購入時から断熱も不十分。最上階の部屋で、さらに西日が入って熱がこもりやすく、冬には結露・・・。これはもう思い切って全面リノベをするしかないと、断熱で評価の高いマルリノさんに相談。間取りプランなど、柔軟に相談に乗っていただき、家族全員が納得できる住まいが完成しました。
いちばんこだわったのは新しく作る子供部屋の場所。リビングの隣に設け、入口もリビングを通り抜けて入るようにしてもらいました。というのも、そろそろ思春期の息子とは家での会話が少なくなりがちで、それは仕方ないとして、せめて部屋への行き来ごとにリビングを通るようにして、顔を見る機会だけはしっかり持ちたい、というのが理由でした。部屋の大きさも、最初はキッチンとの兼ね合いでもう少し狭かったんですが、ゆくゆく子供の成長も考えて大きくしてもらいました。おかげでキッチンの向きを変更することになりましたけどね(笑)。それから壁のブルーのクロスも息子が選んだものです。びっくりしましたけど、子供は喜んでいます。
ウォークスルー型のファミリークローゼットが使いやすいのと、リビングと寝室をつなぐ動線にした間取りプランがとても気に入っています。住まい全体も回遊型になっていて、特に忙しい朝は親子3人が着替えたり顔洗ったりと激しく行き来するのですが、動きがすごくラクになりました。技アリなのは、玄関から直接洗面・バスルームに入れる動線。根っからのアウトドア派でヨット好きの主人と子供が全身海の臭いをさせて帰ってきてもそのままお風呂に「直行」。玄関脇のシューズクローゼットもたっぷりスペースがあって子供の遊び道具までしっかり収納できます。子育て仕様をとりいれながら、リビングもゆとりたっぷりで、近所のお友達ご家族とワインでホームパーティーしたりと、私も新たな住まいを心ゆくまで楽しんでいますね。
キッチンは、奥様が機能にこだわり決定したもの。キッチン上部のウォールキャビネットは収納量と壁と同色系のホワイト色、フロアキャビネットは床・壁とのコントラストが映えるシックな濃色をお選びになりました。機能と見た目の『いいとこどり』のキッチンに奥様も大満足。
部屋の出入りには必ず顔が見られるようにと配慮し、子供部屋はリビングに面して設置。天井上部梁の向こう側に見えるのは、光と風通しの良さを損なわないための小窓。部屋を閉め切っても、リビングの会話が聞こえるため閉塞感がありません。
リビングと北側の寝室を結ぶウォークスルーローゼット。窓からたっぷり採光も確保でき、明るく開放感のあるクローゼットとなりました。収納機能だけでなく、カウンターを利用してご夫婦のワークエリアとしても活用しています。
玄関横にはたっぷりサイズのシューズクローゼット。家族3人の靴だけでなく、お子様用の遊び道具も余裕で収納。右側の引き戸を開けるとそこは洗面・バスルームに直行できる「わんぱく動線」、遊んで汚れたまま帰ってきても「安心」なのだそうです。
ご夫婦の寝室からはドア・間仕切りなしでアクセスできるウォークスルークローゼット。開放的なスペースを実現できるのも、しっかり断熱で住まいの温熱環境がよくなったおかげ。リノベーションならではの住まいを広く、自由に使える快適さを実感していただいています。
育ち盛りのお子様がいれば大活躍となる洗面室・脱衣所。スペースもたっぷりで使いやすくなりました。