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設計、施工、監理を担当
1年近い業者選びの決め手は、プランと予算のバランスの良さ
駅から徒歩10分。デパートや商店街が近く、便利な場所にありながら十分な広さがあり、さらにお値段がお手頃という物件を1年近く探し続けたS様。それと並行してリノベーションを検討し、インターネットで見つけたいくつかの業者の説明会に出かけたという。
「新築のマンションも何軒か見ましたが、あまり魅力を感じませんでした。もともと家やインテリアが好きなんです。リノベーションって面白そうだなと思い、中古マンションを購入してリノベーションすることにしました。 リノベーションの場合、希望をすべて詰め込めば金額が見境なく上がってしまうだろうと思い、業者さんには低めの予算でお伝えしていました。他の業者さんは大きく予算オーバーだったり、安くても内容がこちらの希望を汲んで頂けていなかったりしたのですが、インテリックス空間設計のプランは、内容と金額のバランスが一番納得いくものでした。また、この予算ならここまではできる、これ以上はできないという線引きをしっかりと示してくれたので信頼できると感じました。」
キッチンやバスルームはそのまま、間取りの変更は最小限に
予算を抑えるために、間取りを大きく変えることは避けたという。また、子供の成長に合わせた住み替えも視野に入れ、いずれ売ったり貸したりすることも念頭に置いた。
「家具で部屋の雰囲気を決められるようにしておこうと思い、あまり奇抜なことはしませんでした。変えたところといえば、和室の壁を取ってリビングにしたことですね。リビングは広くて気に入っています。また、押入れをウォークスルークローゼットに作り変えました。これによって奥の部屋まで風通しが良くなりました。それに子供が友達と、部屋から部屋へ走り回って楽しそうに遊ぶんですよ。そんな風に活用できるとは思ってもみませんでした。」
どうしても譲れないポイントだけは、コストを度外視して正解
プランは常に予算と相談しながらだったので、プランナーもそこに注意して無理のない提案をした。しかし、たとえ予算を出てしまっても妥協できない部分はやはりあったようだ。
「リビングのドアは既製品を使わずに特注で作りました。部屋の印象を決める大切なパーツなので、多少お金をかけてもこだわった方がいいと思ったんです。プランナーさんにも、このドアに関しては妥協しない方がいいと強く勧められました。
他にもリビングの床の無垢材やキッチンカウンターの天板にもこだわりました。どれも少しだけ予算オーバーでしたが、完成してみると、やっぱり思い切ってよかったと思います。」
こだわりの色にしたいので、壁の仕上げはご自身の手で
コストを抑えたことを強調されるS様だが、全体を見渡してみても決してそうは見えない。それは、予算をかけるところと抑えるところのチョイスが上手いことと、要所に見える強いこだわり、そしてS様がお好きだという北欧テイストで揃えた家具のためだろう。
その家具によく合う美しい色みの壁は、なんとS様自身で塗られたそうだ。
「壁紙を選ぶ際に、壁は自分で塗って仕上げたいと言ったらプランナーさんに止められました。キレイに塗るのは難しいし、コストもかかるからやめた方がいいと。でも諦めきれなくて。そしたらクロスを貼って、その上から塗るといいと提案してくれたんです。その方がキレイに仕上げやすいし、コストも抑えられると。おかげ様で微妙な色にこだわって満足いく形に仕上げることができました。
プランナーさんは、こちらがぼんやりしたイメージしか持たずにした質問に対して、いつも明確な答えと的確なアドバイスをくれました。メリットやデメリットも隠さず話してくれましたし、限られたコストと構造上の制約の中でできることを提案してくれました。
もともとインテリアは好きでしたが、私もこの仕事に就きたいと思ってしまうほど楽しかったですね。チャンスがあれば、また何回でもリノベーションをしてみたいです。」
こだわりのブルーグレーの壁はS様ご自身で塗装しました。こだわりの北欧風家具との相性もぴったりです。
取れなかった柱型にはタイルを貼って。
床は妥協せずにこだわって無垢のフローリングを張りました。
S様セレクトの家具や趣味の物が並ぶリビングルーム。
こだわって造作したリビングドア。存在感があります。
玄関の収納は可動棚にしてコストを抑えました。オープンなので一目で見れて取り出しやすい収納です。
水周りの位置は変えずに機器を一新しました。収納はカゴやバスケットを組み合わせて使いやすくアレンジしています。
鮮やかなブルーの壁紙が目を引くトイレ空間です。棚を木製にすることで温かみをプラスしました。