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設計、施工、監理を担当
仕事部屋としてワンルームの中古マンションを購入。
購入時は事務所仕様にリフォームされていた物件だったが、将来、売却する可能性も考え、住宅としても使えるようにリノベーションをすることにした。
将来、売却をする時に、リノベーションでしっかり検査まで行なった資料を揃えておきたいと思い、リノベーション協議会が定める一定基準をクリアした施工ができ、R1住宅の認定が受けられる施工会社を探したという。
事務所として使用するので、できるだけワークスペースを広く取りながら必要な設備を設置していくのに、空間をどれだけ割くかを詰めていった。
設備を新設したのは洗面台とシャワールーム、そして洗濯機置き場。
現状使う予定のない洗濯機置き場は、洗濯パンを取り付ける手前の配管工事までは終え、現在はスペースを有効活用して収納ゾーンとして使っている。
洋室のフローリングは素足に心地よい素材をセレクト。廊下はモルタルと迷ったが、タイルを貼った事例が気に入って取り入れたという。
素材の風合いを感じられるものが好きだというだけあって、こだわりとセンスが光る仕上がりだが、仕事部屋として使うお部屋のリノベーションなので、コストをそこまでかける気はなかったとか。
躯体現しとなっている壁や天井は、現しにしてみたら状態が良かったので、クロス貼りはせずにコストカット。飽きてきたらご自身で塗装しても楽しいかもと思っているんだとか。
好みの素材と言っても、似寄りサンプルが山のようにあるので迷うことばかりで大変だったというが、完成イメージに近いと思う事例写真を集め、大枠はそれに沿うように進めたという。
「迷った時に人に相談したら、自分の好みとは違ったりして余計に迷ってしまいました。
自分が過ごす部屋ですから、自分の好みを信じていいんだと、プランを考えながら改めて思いました」
いずれ手放すことを考えてのリノベーションだったが、好きなものを選んで作り上げた空間は、日々その居心地の良さを実感しているそうだ。
気持ちの良い採光と風通しがある物件。コストを考えながらも自分が過ごしやすい空間を作った。
コスト削減も目的だったが躯体現しが飽きてきたら、気分に合わせて塗装してみたいと、今後も楽しみが広がる。
床はフラットにしたかったそうだが、配管の都合で廊下と洋室に段差ができた。タイルを貼った上り框からが廊下エリア。
将来の売却を視野に入れて洗濯機スペースを新設。現在は収納ボックスを置いてスペースを有効活用している。
シャワールームと洗面台を新設して、使いやすいサニタリールームに。ワンルームとして暮らせるように設備を整えた。
洋室の入り口から続く梁は、当初から躯体現しにしたかった。明るく清潔感のあるサニタリースペースのアクセントに。
玄関廊下に使った床のタイルは、気に入った事例で使われていたもの。グレー系の明るめの濃淡が品のある仕上がり。