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愛猫のための仕様と、自分の好きにこだわりました。躯体現しやモールテックス、室内窓、インナーテラス、猫動線も最高!
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設計、施工、監理を担当
新築やリノベーション済み物件を見たが好みに合う物件がなく、愛猫のための仕様も入れて、自分好みのリノベーションをしようと思われたK様。
雑誌を見て好みの事例をチェックしていき、その中から数社に話を聞きに行かれた。インテリックス空間設計にされた理由は柔軟に好みの施工に対応してくれそうで、見積り金額が具体的で分かりやすかったとのことだ。
プランが始まる前に蚤の市で一目惚れをしたヴィンテージドアを使い、このドアのヴィンテージ感に合わせたデザインにしたいとご希望。さまざまな事例写真の中から、躯体現しやモールテックス、室内窓など好みの施工を取り入れていかれた。
建築士とは持っていた家具や、これから買うものなどの写真などを頻繁に送りイメージの共有をしたので、アクセントになっているキッチンカウンターのニッチや、寝室の一部にあるインナーテラスの床色など提案を取り入れたことも多く、どれも気に入っているという。
リビングと寝室の間に扉のない間仕切り壁を造り、その上部に造作した大きな室内窓はこだわりのひとつ。間仕切り壁の両側には扉をつけなかったのは、愛猫が自由に行き来できるようにするため、そして扉を作ることで空間が分断されてしまうのも嫌だったという。
室内窓枠の色は試し塗りの木片を並べて選ばれたそう。昼夜で印象の変わる絶妙なグレイッシュトーン。お好みのインダストリアル系のスタイルに、木目が見えるぐらいに塗り上げた室内窓が全体を調和されていた。
インダストリアル系、和風、ヴィンテージと、さまざまなテイストをまとめられたが、そのどれもが強く出すぎないようにたくさん悩んだとK様。工期までに細かい部分まで決めなければならないなど、追い込まれたこともあったが、そんな時は美術館やインテリアショップで気分転換をして1日でもリノベーションのことを忘れてすごし、リフレッシュされたそう。そうするとまた気持ちが高まり、考えることができたとか。
「インテリックス空間設計のみなさんが管理組合と細かなやり取りをしてくれたり、思いがけない事態にも素早く対処してくれて。その上で『せっかくの自分の家なんですから、楽しみましょう』と声を掛けてくれて、私も楽しもうと思えました。
あちこち試行錯誤していただいて、仕上がりはとても気に入っています。でもやっぱり和の雰囲気は好きなので、将来的には和風にリフォームするかもしれませんね」と話された。
リビングと、寝室+WICを間仕切り壁で分け、上部には大きい室内窓を造作。扉がなくスムーズな動線となり、愛猫も自由に過ごせるようにした。
見晴らしがいい窓からは風も良く入り、真夏でも心地良い風が通るのがうれしいそう。物件購入の決め手は窓から入るたっぷりの日差しだった。
WICの壁の上もお気に入りの愛猫。WICは天井まで壁があると湿気がこもりやすいと聞き、上部を空けた。思いがけなかったのは、愛猫の遊び場が増えたという
窓側にインナーテラスを配置。大きな梁があり、それを基準に床タイルで切り替えて、寝室との空間を分けた。
お母様の実家にあった床素材を切り替えたサンルームスペースが憧れだったとK様。愛猫もカウンターに登って日向ぼっこを楽しんだり、外の景色を眺めてくつろいでいるという。
踏み板の高さを決めるのにとても苦心したという。今までのお住まいになかったこともあり、愛猫がなかなか慣れてくれず、週一ぐらいしか登ってくれないそう。本棚としても使えるように設計した。
キッチン側にも室内窓を付け、空気の流れと採光を取られた。モールテックス仕上げは愛猫がキッチンに登らないようにと防ぐバッファーも兼ねた。ニッチは設計者からの提案を取り入れた。
窓がないスペースではあるが、室内窓のおかげで日差しが届く。リノベーション前に蚤の市で一目惚れしたヴィンテージドアは絶対使いたかったお気に入り。
引越ししてから買い揃えたものも多く、ダイニング上のライトはやっとお気に入りを見つけ取り付けたもの。インテリアがお好きだという施主様らしく、一つ一つのモノへのこだわりが光る。
施主様が外出しても、愛猫がトイレに行き来できるようにとネコトンネルも造られた。こうすると玄関には近寄れないので安心の工夫だ。
広く取った玄関の靴収納スペースはオープン棚にし、充分な広さを感じる。リビングドアから差し込む日差しがあるので閉塞感が最小に。