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1964年、東京オリンピックの年に建てられた団地をフルリノベーションしました。
かなり年数が古いため、お風呂がユニットバスではなかったり換気設備がなかったりと、設備の更新にはかなり頭を悩ませることになりました。
また住戸の中心に壁梁(この時代の公団にはよく見られるもの)が床から180センチのところまで下がっており、圧迫感を感じさせない工夫も必要でした。
いくつもの問題をクリアしながら生まれ変わった家。
お仕事でお忙しいクライアントご夫妻のコミュニケーションの場として中央にオープンキッチンを設置しました。食事はゆったりめのカウンターでとるのでリビングにゆとりが生まれ、大画面で映画などを楽しむことができます。春になると、南の窓一面に桜の花が広がることでしょう。
古いがしっかりした建物と立地の良さからご購入を決められた物件。フルリノベーションで快適にというスタートでした。打ち合わせを重ねるたびにリノベーションへのこだわりが強くなり、クライアントと施工者と設計者がみんなで頑張った、という印象のある事例です。
キッチンを移動して中心に持ってくることがプランの大きなポイントでしたが、そのために設備的に色々工夫が必要でした。壁などの関係でユニットバスを入れるのが困難でしたが、施工者さんの努力でうまく納まりました。これらができたことにより、お二人のライフスタイルにあった間取りが実現しました。
お忙しいご夫婦ですが、カウンターを中心としたキッチンで非常にコミュニケーションが取りやすくなったとのことです。
リビングも居心地がよく、休日は大画面とこだわりの音響システムで映画やライブを楽しんでいらっしゃいます。
ご依頼を受けてからは、打ち合わせを密に重ねました。
クライアントも休日返上でショールームに行くなど、お忙しい中リノベーションに積極的に取り組んでくださいました。
マンションのリノベーションで初めて地鎮祭を行ったこと。
またクライアントが、このリノベーションをプロジェクトと捉え、積極的に取り組んでくださったことです。
床はクライアントがとことんこだわって選んだシベリアンバーチ
天井に貼ったレッドシダーが空間をグレードアップ
大画面で映画などを楽しむためのサラウンドスピーカーも
ブラックチェリー の幅はぎ材で造作したカウンター周り。腰壁のブルーの壁とモールディングで軽やかさを
窓の外の豊かな緑を楽しめる対面キッチン。
キッチンと背面収納は既製品のボックスにオーダーのカウンターをセットしています。ステンレスの天板もオーダー
左が壁梁、ブルーの壁や内窓で閉鎖感を感じさせない工夫を。奥は洗濯コーナーとウォークインクローゼット
書斎、狭いけれども落ち着く空間。壁一面には大容量の本棚を。
洗面所のタイルは奥様が色を選んでミックス
寝室の腰壁、実は中に配管が回っています
当時の公団のイメージが残る扉
クリアな黄色の壁紙で明るくなったトイレ