家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
設計、施工、監理を担当
お施主様が幼少期に育ったご実家のリノベーション。
愛知県の郊外にある築50年ほどの木造在来工法の平屋。
きれいに手入れされた庭を望む縁側でコーヒーが飲みたくなるそんな和モダンな空間となりました。
これまではウィークエンドハウスとして利用していましたが、改めてご実家を活用するため、暮らしに合わせてリノベーションしました。
ご要望としては
・あと20年過ごせる家にしたい
・既存の木造の良さを残しながら利便性をよくしたい
・料理を良くするので使いやすいキッチンにしたい
というものでした。
建具によってあらゆる部屋からアクセスできる既存の間取りをあえて建具を取り払って壁を作ることで用途と空間のプライバシー性を明確化しました。
老後の生活も考えてバリアフリー化し、建具も引戸に変更しました。
新規で作る素材感と残して調和の取れる部分をうまくかけ合わせながら現代的で落ち着いた和モダン空間をつくりました。
既存のポテンシャルを最大限に活かしながら見違える空間に変化したことにとても感動していますとおっしゃっていました。
縁側でコーヒーを飲みながら庭を望み、まったりとした時間経過に心が安らぐとのことです。
ご相談を受けてから打ち合わせの時間を多く取りました。
・既存の和の空間の質を残しつつ生活をしやすくするためにどうするのか
・和の要素をどの程度残すのか
・新しく入れる素材感はどんなものにするのか
・限られた予算の中でどの範囲まで手を付けるのか
など細かなところまで検討して納得できるまで何度も打ち合わせしました。
現場が始まってからも細かな部分の確認検討して、解体しながらできることできないことを精査しながら空間を作り上げていきました。
住宅への思いと施主様のセンスを汲み取って、年代を感じていた建物が古民家の良さを残しつつ、町家の宿のような上質でリラックスできる上質な空間へと変わったことに大変喜んで頂いたことがとても印象に残っています。