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設計、監理、インテリアを担当
光と風が気持ちよく入った家に住みたい!そんな設計ができる設計者を探していたということでお声かけいただきました。中古の建売住宅を購入して、フルリノベーションしています。建売住宅ゆえの、合理的だけれど居心地に欠ける家から、心地よく暮らせる家になる様、間取りを変え、光を取り込む家に生まれ変わりました。
住んでいる家が道路の拡幅により、立ち退かなくてはならないという事情があり、中古の住宅を購入してリノベーションを行い、自分達らしく住む家に変えて行きたいとの事でした。当初、幾つかの購入候補の資料をお持ちいただき、リノベーション出来るかなどのアドバイスをさせて貰いました。一年後、住んでいるそばの中古の建売住宅を購入され、そこからリノベーション設計が始まりました。
住宅密集地でどうしても1階は暗くなりがちなので、光を1階まで通したい。一緒に住んでいる高齢な母親が不自由なく住める人に優しい家にしたい。天井はなるべく高く、圧迫感の無い住まいにしたい。それぞれの個室をつくりたいとの要望でした。
リノベーション前の間取りは、廊下にとられている面積が大きく、リビング・ダイニングが小さくなっていました。そこで、廊下を無くし、廊下部分をリビングにする事で広く大きな居心地の良いスペースに変わりました。3階も廊下を無くし、場所を有効に使える「廊下の無い家」になっています。
「光と風を取り入れる」為に、階段の上部にトップライト(天窓)をつけ、屋根から光を取り入れ壁に反射し、1階まで光がおりてくる設計をしています。階段は蹴込板の無いスケルトン階段。廊下をFRPグレーチングにして階段と一緒に、1階まで光がおりてくる、光の通り道にしました。グレーチングはそのまま上を歩くと、足が痛くなる為、その上に透明アクリル板を載せ、裸足でも歩ける設えにしています。
天井の高さが低い住宅だった為、仕上られていた天井を一部撤去し、梁材などを露出させて天井の高いリビングを実現しました。元々リビングと廊下で隔てられていた階段の間の壁を無くし、廊下の無い大きなリビングにしています。
階段は勾配(角度)をゆるくした階段に直し、上下に移動しやすい階段にしました。日常使う手摺も廻しながら、落下防止を兼ねた丸材をいれることで、狭くならず安全に上り下りできる階段にしています。玄関の出入り口を変えるなど、安全な生活が出来る様、リノベーションしました。玄関は座って靴を脱ぎ着出来る場所をつくっています。
奥様の部屋にはウォークインクローゼットのある間取りに、変更しました。お持ちの箪笥を入れる場所、持っている服の量・服の掛け方など、打合せを綿密に行い使い勝手の良いウォークインクローゼットになっています。
小さな家のリノベーション設計の為、購入する家具ではサイズが合わず、必要なモノが必要な場所に置いておけないという事になってしまいます。そこで生活スタイルに合った家具をつくる事で、生活のし易さを追求しました。
キッチン横には冷蔵庫置場と一体の、作りつけ収納をつくり、お持ちの食器やオーブンレンジ・炊飯器などがピッタリ入る家具にしています。キッチン横のカウンターサイドにも収納家具を仕込むなど、ちょっとした場所も収納に変え、食材・食器・調味料などサイズに合わせた収納家具をつくる事で、多くのものが入るスペースをつくりました。
下足入れは、扉の裏側に帽子掛けをつくるなど、帽子好きの奥様にあったオリジナルの下足入れになりました。
元々住んでいた家より、小さな家になる為、モノがあふれないか?上手く住めるのか?心配しましたが、引越し後に伺った処、きちんと収納もきちんとされ想定通りの生活が出来ていました。また、ちょっとした窓枠を飾り棚にするなどの工夫もされていて、居心地良さを感じる家になっています。
中古住宅を購入してリノベーションをしたいとのご相談を最初に戴きました。幾つかのアドバイスをした後、一年後、中古の建売住宅を購入され家づくりが始まりました。光と風を家の中に取り込みたいという、基本的な考えを軸に設計を進めて行きました。1階にあった浴室を2階に動かす事で、1階のリビングダイニングを大きくとるという方針をまず決め、そこから細かい間取りの検討を行いました。リノベーションでは手を付けるところ、そのままにしておく場所がありますが、その区分けを施主と一緒に考えながら、設計を進め、施主の価値観を形にしていきました。
施主がリノベーション前に住まわれているお宅に伺ったところ、建築家に関する書籍が複数あり、展覧会のポスターも貼ってあり、大の建築好きだと知りました。FRPグレーチングなど、一般にはあまり使われない素材を使って光を通す設計は、建築好きな施主ゆえに想像でき実現出来たのではないかと思っています。
リビングと廊下の間の壁を取り去り、大きな部屋とし階段もリビング階段としたリノベーション。 天井もとり、構造材の柱梁を露出する事で、古い材料の良さがポイントになっているリビング。 天井はFRPグレーチングで天窓からの光を取り込み、明るいリビングが実現しました。階段下は収納(クローゼット)にして、効率良く空間を使っています。
青い壁がアクセントになっている子供部屋です。 リノベーションで部屋の壁を取り払い、2つの部屋を1つにして大きな部屋にしました。 ちょっと休めるカウンターなど、楽しく遊べる子供部屋になっています。 階段室の壁に室内の窓をつけ、広がりのある空間になりました。
廊下の床をFRPグレーチングの吹抜として、屋根のトップライトから1階まで光が降り注ぐ仕掛けをしました。 階段も蹴込み板をなくした、スケルトン階段はFRPグレーチングと一緒に、光を取り込みます。 蹴込み板が無い事で、空間の繋がりも出来、開放感・抜け感もでき狭小住宅ながら圧迫感を感じない住まいになっています。
リビングは天井を一部外し、高くする事で居心地良くしています。木組の素材があらわになった天井は、エイジング加工したような、古びの良さが出て、質感が違い、空間に変化を生み出しています。 薄く自然塗料で白く塗ることで、明るさを感じる天井になりました。
リノベーションの間取り変更でつくった、ウォークインクローゼット
リノベーションで、間取りを変えることで憧れのウォークインクローゼットをつくりました。耐震補強をする事で、リノベーションでも間取りを変えることが出居ます。 ちょっと可愛らしい壁紙を貼って、自分だけの奥様空間になっています。
トップライトから取り入れた光は、壁に反射しながら階段とFRPグレーチングを通して1階まで明るい光を注ぎます。リノベーションゆえの不思議な窓が、そこここにある階段の壁面になりました。 階段室と部屋の間に室内も窓をたくさんつくり、視線が通り抜け感をつくることで、狭小住宅ながら心地よい空間の伸びを感じる
キッチン周りは、食器棚(冷蔵庫置場組み込み)をオリジナル製作。
廊下と2部屋の壁を全部取り払って、1部屋にした個室です。広くなった部屋は自由に使えます。
FRPグレーチングの床の上に、透明アクリル板を載せて裸足で歩いても痛くない作りにしました。光と風をFRPグレーチングとスケルトン階段が通して、家じゅうが明るくなります。
小さな収納は意外と使い勝手が良いんです。キッチン横の腰壁を収納にしました。調味料庫として使ってくれています。
梁が見える天井は、元々あった天井ボードを撤去して、天井高さを高くして開放感を生み出しました。廊下との間の壁も無くして、1室の大きなリビングダイニングキッチンに。
洗面所にも窓があると、気持ち良いです。
FRPグレーチングの吹抜けと、天井ボードを外して天井を高くする事で、開放感が心地よいです。
下足入と階段の間の壁を無くして、抜け感のある場所に、リノベーション。
壁を全て取り払った結果、4周に窓がある明るい部屋になりました。
青い壁と水色な壁、FRPのグリーンが特徴的な部屋になりました。
トイレにも少し大きめの洗面器を設置。2階と1階両方に洗面所をつくりました。
戸建てリノベーションは耐震性も向上させます。耐震補強として筋外の入った耐力壁を増やしました。