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設計、施工を担当
ご夫妻と3人の兄弟の5人で暮らすS様ファミリー。約18年間お住まいのマンション一室をフルリノベーションしました。
「リノベーション前の室内はかなりボロボロの状態でした。引越しをする選択肢もありましたが、子どもたちがこの家で暮らし続けたいと言ったことや、近所の方との交流が深く仲の良い方がたくさんいることもあり、愛着のある土地の自宅マンションをリノベーションすることに決めました。今では庭のバラ、桜、オリーブ、バジルやミントなどの植物も良い感じで育ってきて、気が付いたら素敵な庭になっていました。この家の良さを手放したくないと思いましたね。」(S様)
リノベーション前は4LDKの間取りでしたが、平米数のわりに狭く感じていたというS様。それぞれの部屋で過ごすよりも、家族みんなでリビングに集まって過ごすことが多かったそうで、リノベーションでは寝室と収納をコンパクトにしてリビングを広く設計しました。
玄関を入って左には、ガレージのような隠れ家スペースにしたかったという土間(約3.6帖)があります。土間にソファを置いたことで、遊びに来た奥様のご友人が靴を履いたまま座って気軽に長話できる場所、カウンターに置いた漫画を読みながらくつろげる場所として使えるスペースとなりました。土間からは、家族5人の寝室につながります。
玄関を入って右には、仕事部屋として使用できるスタジオ(約5.7帖)があります。仕事道具をまとめて置くことができ、スタジオからは洗面室につながります。洗面室は、家族で並んで朝の支度ができる幅広い洗面台とスペースを確保しました。
洗面室からはキッチン(約8.3帖)につながり、大人が楽にすれ違える通路幅を確保した二列型キッチンを採用しました。海外メーカー「ミーレ」の食洗機を実装し、作業がしやすいように天板を高めに設計しています。キッチンの壁面には、数あるサンプルの中から見つけたマットな質感で落ち着いた色合いが特徴の淡いグリーンの施釉(せゆう)タイルを採用しました。
キッチンに沿って一枚板で造作したL字のカウンターテーブルの脚には、以前使用していたテーブルのアイアンを再利用。カウンターテーブルの表面は、思い出作りにと家族みんなで塗装を施したそう。高さは、下部にペットのうさぎ・ショコラちゃんのケージがぴったり収まるように設計しています。
新しい内装に慣れるまで時間がかかると思っていたそうですが、1週間もかからずに慣れて快適な日々を送っていると話すS様。前は室内がボロボロだったため、「これからは家を大切に扱っていこう」とお子さんたちに伝え、今は家族みんなが家を大切に扱ってくれているそうです。
「マイリノの皆さんが、最高の形になるよう優しく誘導してくれるので、思ったことはすべて伝えてみるのが大切だと思います。終わった瞬間に寂しさを感じてしまうくらい、図面や配色、素材、照明などを考える作業が楽しかったです。最後まで親身にあたたかく寄り添ってくださったマイリノの皆さんのおかげで、描いていたイメージが実現しました。」(S様)