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設計、インテリアを担当
【子育てしながら働く場所】
子供が遊んでいる姿を眺めたり、時には勉強を教えながらも、仕事をする場所をしつらえました。木の箱を真ん中につくることで、子供の場所・執務スペース・来客スペースをゆるやかに分け、仕事にも子育てにも邪魔にならないけれどつながる空間が出来、子供の様子を見ながら仕事をする場がつくられています。
【子育てママの働き方】
育児と仕事を分ける必要は無い。仕事も育児も同じ場所で出来ないかという想いから、設計されており、子育てママたちが子供たちと共に働く橋になっています。
施主の想い
オフィスを移転するにあたって、インテリアデザインの依頼をいただきました。移転先は、事務所ビルのワンフロア。
子育て世代の女性たちで運営している会社の為、子供を遊ばせながら仕事の出来るスペースにして欲しいとのことでした。来客スペースが欲しいがそこから執務スペースが見えないようにして欲しい。但し、来客スペースでどんな話をしているか執務スペースからは、感じられる様にしてほしい。また、現状使っている机・椅子・ソファーなどの家具はそのまま使いたい。家具にあったデザインの空間にして欲しいとのご要望がありました。
来客スペースとして木の箱をオフィス中央におき、木の箱を囲むコの字型に、執務スペースを配置する提案をさせて戴きました。コの字型の執務スペースの1辺に子供の遊び場を置き、デスクエリアとL字で繋がり、子供が遊んでいる姿を横目に、仕事が出来る配置になりました。
木の箱は、木のタテ格子の壁・木の壁・黒板の3種類の壁をつくり、来客スペースからは子供の遊び場・執務スペースはで見えません。一部、木のタテ格子の壁がある為、木の箱の中で何が話されているか、執務スペースからは感じ取ることは出来ます。子供スペース側は、黒板の壁とし、子供たちが自由に絵を書き、遊べる壁にしました。大人もミーティングで使うことが出来ます。
木の箱は天井まで壁とせず、上部をあけておく事で、部屋に抜け感が生まれ、せせこましい印象が無くなります。天井を工事しなくても良く、コストを抑えられる事を出来ました。
バリ製の家具のソファー・ローテーブルに合せ、床はナラのフローリング、木の箱はツガ材でつくり、タテ格子がアジアの雰囲気をつくり、バリ製家具にフィットした、デザインとなっています。
インテリアに興味のあるお客様でしたので、模型をつくって検討していくプロセスも楽しんで戴きました。元々の、タイルカーペット敷きの、ごく普通・無味乾燥なオフィスにがっかりしていたお客様が、すっかり様変わりしたオフィスに、こんなに変わるんだと喜んで戴きました。
とにかく短期間で、デザイン・設計・施工を行い、完成させました。
ルーバーと木板の来客スペースとする事で、子供たちが遊んでいる姿がお客様から見えず、でも気配は感じられるます。
黒板塗装の壁で、子供たちはお絵かきしたり、宿題したり。 大人たちはちょっとした会議をします。
休憩室から、ちょっとした商談の雰囲気がルーバー越しに伝わります。
木の格子の壁を抜けながら、部屋に入っていく通路です。
バリ家具で設えた、来客スペース。何を話しているのかな~んとなく、伝わります。
部屋の真ん中に設置した、木の箱です。
玄関にバリの置物を
執務エリアのちょっとした休憩場所。明るく、木の雰囲気です。