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設計、施工、監理を担当
「どこにでもあるようなマンションの内装を、自分たちの生活に合わせてリノベーションしたい」と、I様ご夫婦からご相談いただいたのは2015年秋のこと。アメリカ人のご主人と日本人の奥様、ご長男の3人家族が新生活の舞台に選んだのは、広いバルコニーが自慢の一階のお部屋。ただ内装を一新するだけではなく、アメリカのご家族やご友人を招いた際にゲストルームとして使える部屋がほしい、という思いをお持ちでした。
そんなご要望に応じて、和室-リビング間にあった襖を引き戸に置き換え、ゲスト用にもなるクローゼットを新設。普段は引き戸を開放してゆったりとした大空間のリビング・ダイニングとして、来客の際に引き戸で仕切れば、ゲストが気兼ねなく過ごせるゲストルームとしても使える、一部屋二役の間取りに変更しました。
内装は、ご主人の実家を思い起こすような、アメリカン・カントリーのイメージを元に、使用する部材を決定。同時に、お子様が床で安心して遊べる畳スペースを取り入れて和の要素を調和させ、壁は調湿性に優れた珪藻土をDIYで仕上げていただきました。
ゲストルーム側の壁には、帰宅した家族の気配を感じさせる、型ガラスをはめ込んだ室内窓をワンポイントに。リビング側のテレビボードの背にも、古材足場板を一面に貼った遊び心ある壁を配置しました。
奥様はピアノ、ご主人はギターを愛する音楽一家でもあるI様。リノベーションで見違えるように生まれ変わったお住まいで、家族3人のセッションが始まりました。