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設計、施工、監理を担当
「無垢板フローリングに床暖房を入れたい・キッチンとキッチンカウンターは男性が立っても違和感がないステンレスの男前なものを希望・リビングに続く和室の壁をとりはらい、天井を上げて広く見せたい」と、お問い合わせの段階から具体的なご希望要件が挙げられた。
空間の雰囲気については「構造躯体の表し、ステンレス、プライバシーなんて関係なしの透明ガラス、黒い小物(レバーハンドルやタオル掛けなど)は大好物(笑)」と話していた。その調子でプランはトントン拍子に決定し、早期着工となった。
不動産業者によって多少リフォームされていた築17年の2階建木造戸建物件を購入されたH様。実際に住むにあたって自分たち仕様にリノベーションするために空間社へご依頼いただいた。「家族がリビングに自然に吸い寄せられるようなリビング中心のリノベーション」をご希望され、1階のバス・トイレは既存設備を活かし、リビングを中心に大改装する計画となった。
和室の壁をとりはらうために、家の中心側(玄関側)にあった柱と筋交いを撤去し、新しく梁・柱・筋交いを外壁側(窓側)に入れ、天井の仕上も排除して高さを上げた。キッチンは西側二面へ拡張し、天板はステンレスバイブレーション仕上のオーダーで制作した。下台の扉やキャビネットはIKEA製の商品を使用し、扉の前板にステンレス巻き込み加工をしている。キッチン正面の黒いタイルは、計画当初「白いタイルに黒目地」の反対色パターンと悩んでいたが、現行の「黒いタイルに白目地」を提案し、より『男前なキッチン』に仕上がった。
1Fにあった既存の和室の間仕切り壁を取り払い、天井の仕上げも取り払ったことで広々と見晴らしのいいLDKとなった
西側二面に拡張したキッチン。キッチンとキッチンカウンターは男性が立っても違和感がない、男前なイメージに仕上げた。キッチン正面の黒いタイルは、計画当初「白いタイルに黒目地」の反対色パターンと悩まれていましたが、コントラストをつけた「黒いタイルに白目地」となった
写真奥のスペースは、かつて和室があった場所。間仕切りを取り払って一繋ぎの広いLDKに。畳の床はそのまま活用して今はこたつが置かれている。 和室の壁をとりはらうために、家の中心側(玄関側)にあった柱と筋交いを撤去し、新しく梁・柱・筋交いを外壁側(窓側)に入れ、耐震性の確保も忘れずに
天井を現しにして高くすると、木の家がもつ温もりのイメージが生まれる。無垢のフローリング、扉、窓枠などの素材感を統一させ、長く心地よく過ごせる空間をつくった。写真中央は、家族のコミュニケーションツールの一つになっている大きな黒板。ハコだけでなく、遊び心や仕掛けも活用された事例になっている。
キッチン天板はステンレスバイブレーション仕上のオーダーで制作。下台の扉やキャビネットはIKEA製の商品を使用し、扉の前板にステンレス巻き込み加工をしている