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設計、施工、監理、土地・物件探しを担当
子どもが生まれたらもう少し広いところに引越そうと思っていたKさん。 ライフプランから考えて、今が自分たちの家を持つタイミングと気づいたそう。突然始まった住まいづくり、 自然と子どもと一緒に過ごすお家時間をイメージしたやさしい場所ができました。
「はじめは4年ぐらいかけて家のことを考えようと思っていたんですが、ファイナンシャルプランナーさんにすごく具体的なシミュレーションを出してもらって、今がいいタイミングだなって思ったんです。」と奥様。
はじめは賃貸で考えていたというKさんでしたが、お金のことも具体的にイメージできて、賃貸よりも今購入した方がいいという決断ができたと言います。「プランにはいろんな選択肢があって、その中のひとつがリノベーションでした。家づくりは考え始めたばかり、まずはしあわせな家さんでの“お家の勉強会”に参加することにしました。」車をもつ予定がないKさんは、駅近は必須条件。はじめは今まで住んでいた都心の近くを希望されていましたが、決めたのは都心を少し離れた小平市の物件でした。
「勉強会に参加したことで、どれくらいの築年数がいいかとか立地の関係、暮らした時の広さの感覚とか、だんだんリアルに分かってきました。予算との兼ね合いを考えても、都心にこだわらなくていいかなって思えて来たんです。都心の路線からひと駅離れるだけで、とても条件のいい場所がある。予算内で広さにゆとりのある場所が見つかって、リノベーションもいろいろ出来ました。」と奥様。
既製品をさらに加工して収納力を確保したキッチン・ナチュラルなテイストにも合う畳のごろ寝スペース・大型のファミリークローク
暮らしてみてどうですか?の問いに「広いっていいですねー。」とKさん。「ストレスがないんです。子どもも自由に動き回れるし、ここにして本当によかったです。」
都心に繋がる駅近が重要で、もともと広さはそんなに求めていなかったというKさん夫妻ですが、暮らしてみてゆとりある住空間の良さを実感されているそう。生活様式の変化で家で過ごす時間が増えてきて、これからは利便性より快適に過ごしたいという気持ちが重要視されていきそうです。
リノベーションすることになって、夢がどんどん膨らんだという奥様、予定より早くなった住まいづくりでしたが、かえってこの時期でよかったと言います。
「産休中で時間があったので、いろんなリノベ事例の雑誌を見たり、調べたり、楽しく過ごすことができました。夢が膨らんだあとは、リノベーション担当に予算との兼ね合い相談タイムでした。こんな風にしたいって話すとすぐにわかってもらえて、無理難題でもどうにかできないかギリギリまで考えてくれました。」
「完成した後に“ここが残念だった…”という気持ちを残して欲しくないんです。気持ちよく暮らしていただきたいですから。」とリノベーション担当。この想いが、実現不可能と思われることも、ギリギリまで考え抜ける原動力です。
奥様の理想のキッチンは I 型のオープンタイプ。しかし建物の配管の関係で、L型にするしかない既存構造でした。リノベーション担当のギリギリの計算でなんとか I 型にする方法が見つかりましたが、一番下の収納は配管が当たってしまうため、諦めるしかありませんでした。
残念な想いを大工さんに話したところ、「それ出来るよ」と大工さん。なんと既製品のキッチンの引き出し構造をカスタマイズして、配管を避ける形でつくってくれました。メーカーものの既製品に手を入れることを提案してくれるなんて、普通はありません。高い技術があるからこそ言える言葉です。
リビング側のキッチンカウンター下収納にも一工夫。ここにシュレッターを入れる想定を聞いた大工さんが、コンセントを既製品のキャビネット内につけてくれました。小さいお子さんのいる家庭ではシュレッター事故は心配、キャビネットの中なら安全です。住む人のことをいつも考えてくれるやさしさが嬉しいです。