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設計、施工、土地・物件探しを担当
家探しは2〜3年くらいかかるかな?と思っていたという Iさんですが、ご相談開始から1年と経たないうちに理想が叶う家が見つかりました。
「初めの頃は自分たちの理想の形が抽象的過ぎて、どの物件がいいか自分たちでは判断できなくて…。内覧に同行してくれる売買担当の渡辺さんに、自分たちにその物件が合うかどうか一つ一つ相談しながら決めていました。」と Iさん。
「内覧のたびに、どうやったらその希望を叶えられるか、現地でプランを提案してくれたんです。図面を使って事前に準備してくれていて、売買担当の人なのにすごいなーって思っていたんですよー。」と奥様。実はそのプランはリフォーム担当の望月が用意したものでした。売買担当とリフォーム担当は常に連携をとっていて、お客様から汲み取った要望を叶えるために、社内で相談しあっているんです。
お子さんの誕生を機に新たな住まいを探し始めた Iさん。今の生活環境を保つことを最優先にしたいとの想いで、近場で出会った運命の物件。1Fの間取りはLDK+和室のよくある間取りでしたが、戸建てだからできる配置転換で、リビングを広くしたいという想いも叶える広々としたLDK空間が実現しました。
Iさんがこの物件を選んだ一番の決め手は「立地」、今まで住んでいた場所からも近く、今の生活環境を保つことができる、運命とも思える物件でした。
購入に至る前、内覧同日に他社で申込前提での再内覧が入っているとの情報があり、スピード感が大切な局面がありました。事前に物件資料を添付・説明し、リフォームプランも作成。内覧後すぐに決断できるよう材料を集めての内覧でした。同時申し込みの場合、決定権は売主様にあります。Iさんご家族が選ばれたのは、ご家族の印象の良さとお人柄ゆえ。
「内覧に子どもも連れて行ったら“ここは子育てにはとてもいいところよ”って、売主の奥様に声をかけられて交流の時間を持てました。とてもいい方でした。」と奥様。受け継ぐ人がどんな人でどんな風に暮らしてくれるのか、売主様もよく見ています。内覧時に具体的なプランをお伝えする事でも、安心感を持っていただけるのかもしれません。
キッチンスペースは和室のあった正反対の場所へ移動し、空間いっぱいに活用することで広々としたキッチンに。さらに日当たりのよい南東向きなので、外光が入り明る
く、床材と統一された木の風合いが美しいキッチンは、空間をより広く感じさせます。実はこの I型キッチン、横にカップボードをつなげたちょっと珍しいレイアウトなんです。キッチンの対面に配置することの多いカップボードを、オーダーでキッチンとサイズをピッタリ合わせて、横並びできれいな一直線に設計、壁の造り付け家具のようにスッキリ収めました。黄色いブラインドは奥様のチョイス、さわやかで素敵な配色です。
LDKをより広くするために、望月が提案したキッチンの場所は、既存とは正反対の位置でした。キッチンを移動して空いた空間はリビングの一部とし、和室をなくしてつなげることで、広々としたLDK空間になりました。水回りの移動が比較的しやすい戸建てだからこそできたリノベーションです。
「キッチンのレイアウトは子どもを見守れる対面型案と迷ったのですが、LDKはひと続きの空間なので、子どもの声も聞こえて様子がわかるので大丈夫。キッチン周りが広くできたのでこの形で正解でした。」と奥様。
冷蔵庫はパントリーの壁横にピッタリ収まっていてリビング側からは見えません。ダイニングテーブル周りもゆったりで、最大限にスペースを活かせています。
漆喰の壁に深いブルーの壁とグリーンの扉、明るい色目のフローリングと水色カーテン、ポイントカラーは全て Iさん夫妻が選んだもの。建具も床材もアクセントクロスも、一つひとつメーカーに足を運んで、実物を見て決定。とても明るくカラフルでさわやかな印象のLDKができました。あえて見せたアクセントの筋交いは、飾りではなく、実際に耐震の機能を果たしています。壁は無くして筋交いだけ残したことにより、空間の広さを出しながらも、リビングとダイニングをゆるく区切り、ゾーニングしています。
LDKに大胆に露出させた筋交いは、耐震性能を保持する為の構造上重要な部分で、通常は壁の中に隠れています。節が入った木地の表情と金物の組み合わせは雰囲気があり、無垢材の床や漆喰の天井とも相性よく馴染みました。特にこの「たすき掛け」と呼ばれるクロスした形は、左右対象の佇まいが美しく、あえて空間のアクセントとしてリノベデザインに加える事もあります。
また、間取り変更する際に既存の筋交いを外した場所は、耐震強度が下がらないように、別の場所に筋交いを新設する・構造用合板でより強い壁にする等で補強をしています。これは構造体まで手を入れられる戸建てならではのメリットです。
一見、キッチン本体以外に収納が無いように見えるダイニングですが、ロールスクリーンを上げると壁の中にパントリーが現れます。中には可動棚を設置、全体がよく見える整理しやすいパントリーです。深いブルーの壁は、アクセントクロスの下地に磁石が入ったマグネットウォール。おうち掲示板として活用したり、記念アイテムを飾ったりと楽しめます。やさしい白の壁と天井は全て漆喰、このコテ塗りの味わいはプロの技によるもの。リビングの扉横の壁には、ニッチを造作。アーチ部分はマグネットウォールにしてコンセントも設置、充電コーナーとしても使えます。下のニッチはマガジンラック型、お気に入りの雑誌を飾ったり、郵便物の一時置き場にも便利です。
「賃貸アパートの洗面台はとても小さくて使いづらかった」という Iさん、戸建てに住むならぜひ広い洗面スペースにしたい!と思っていました。既存の洗面室は昔ながらの一坪サイズ、広さを確保するために洗濯機はリビングに設置しました。その空間を生かしてさらにクローゼットにすることで収納も確保、目隠しカーテンを閉めれば白い壁と同化して、リビングの邪魔になりません。さらに独立壁でゾーニング、TVの定位置と目隠し通路ができました。リビングと洗面室はもともと壁で隔たっていましたが、引き戸の出入り口をつくってリビングと直結に変更、動線も不便ありません。洗面室に洗濯機という固定概念を変えるリノベーションです。
幅や間口の狭い空間でも、工夫次第で広く過ごしやすいLDKを実現できます。Iさん邸のもともとの既存構造はLDK+和室のよくある間取り、つなげて一つのLDKにすると、奥行きのあるタテ長のスペースでした。キッチンや収納を壁面使いにして、できるだけ空間の凸凹を無くして形状はシンプルに。Iさん邸は長辺側に大きな掃き出し窓が並んでいるので、実際のスペースより開放感が得られています。ニッチや奥行きの浅い飾り棚など、出っ張らない壁面収納を活用、細かなものもスッキリ片付けられます。
広く明るいキッチン
もともとキッチンがあった場所をリビングに
木製扉のキッチンに、オーダーメイドで造ったカップボードを合わせて統一感のある広いキッチンに。
戸建だからできる水回り設備の大胆な配置替え。
キッチンとダイニングの動線がコンパクト
筋交いを見せることで、奥行きも出しつつ空間をゆるく区切る
パントリーは来客時はロールスクリーンでしっかり目隠し
洗面室を広く取り、乾燥後の収納動線も楽になるリビングin洗濯機です