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設計、施工を担当
「子育てを終えた仲良し夫婦の大好きな音楽や読書を満喫できる住まい」
新築当時からお住まいの築29年のマンションをフルリノベーション。
ご夫婦がご結婚されてから、息子さんの成長とともに巣立つまで、大切に住まわれていた思い出いっぱいのお住まいを、ご夫婦のこれからを楽しむ空間にしました。
好きなCDや本も飾り、インテリアの一部にして、好きな音楽や読書も存分に楽しめる空間に。
「おとなロフト」の造作で、収納量も確保しつつ遊び心のある、おとなもワクワクできる空間に。
大切な想い&アイデアのつまった住まいが完成しました。
奥様が2年前くらいから興味をお持ちで、少しずつ調べていたリノベーション。新婚当初からお住まいだった家を暮らしやすく、自分たちの好みのデザインにしたいとお考えでした。一方で、初めはあまり乗り気ではなかったという旦那様。今住んでいる家をリノベーションするとなると、工事の際に仮住まいをし、工事が終わったら元の家に戻るという、実質2回も引っ越しのように荷物を移動させなくてはならない…というのも、億劫に感じていたとのことでした。
ところが奥様に連れられて、ショールームなどを見学しているうちに、どんどんリノベーションに興味が湧いてきたそう。そうして具体的にリノベーション会社を探し始めました。リノベーション雑誌やWEBで探っているうちにリノままを見つけてくださりました。
数あるリノベーション会社の中で、「映画会社がリノベーション」というところが印象に残り、相談に行ってみようと思ったとのこと。奥様から「他にも数社相談に行ったりしていましたが、リノままの相談会では、設計担当の李さんと話が合い、信頼して任せられそう!という直感から、帰り道でもうお願いすることをほとんど決めていました」とのお言葉をいただきました。その後、暮らし方や収納面、ブックカフェのあるかっこいい家にしたい!という奥様からのこだわりをたくさんお聞かせいただき、本格的に設計がスタートしていきました。
◎お客様からのご要望
○お子様が巣立って暮らし方が変わったので、これからの生活を楽しめる住まいにしたい
○本やCD、レコードなどをディスプレイしつつ収納できるようにしたい
○自宅でギターを練習できる部屋がほしい
◎設計ポイント
○元々の洋室やキッチンの壁をぶち抜いて、キッチンからリビングダイニングを見渡せる、広く回遊できる部屋に。
これからもずっと暮らしやすく。(お布団を敷いて寝るスタイル→ロフトベッドへ/食卓を座敷からテーブルに)
○ロフトや階段だけでなく、TV台、ワークスペース、レコードディスプレイ、大きな本棚(無印良品)など、造作家具をふんだんに設置
○WICに遮音材を入れて、ギターを弾いても音漏れしにくい部屋に
奥様「子育て中とは家の使い方が全然違います。子育てを終えて、これからの生活をどう快適に過ごすかを最優先に考えた家にしたいと考えていました。リノベーションを終えて、実際に暮らしてみて、風通しがよく明るい部屋でとても居心地が良くなりました。モノが多くても収まるところに収まっているので、毎日本当にノーストレス!嫌なところがひとつもないので、生活がしやすく、とてもとても快適になりました。」
新婚のご夫婦や子育て中のご夫婦とは異なり、夫婦ふたりのこれからを第一に考えた住まいづくり。思い出いっぱいのマイホームを、今のおふたりにとって最適な住み心地に整えるには、リノベーションがぴったりでした。快適に楽しく暮らされているおふたりの生活を覗くことができて、リノまま一同、幸せな気持ちになりました。これからも仲良しご夫婦に、おうち時間を満喫していただけたら嬉しいです。
打合せでは、奥様がイメージされているロフト・本棚・レコードラック・TVボード・キッチン、その他タイルなどの素材まで、資料におまとめいただき、プリントアウトしてお持ちくださいました。
奥様「細かく決めるのは悩みましたが、イメージ伝えたら次の打合せまでに李さんがいくつかサンプルを用意してくれていたので、進めやすかったです。二択で迷った時には、こっちの方が使いやすい!こっちの方が合う!など、李さんがハッキリ答えてくれたことが心強く、スムーズに決めていくことができました。」
そうして少しずつ、理想イメージが形になっていきました。
元の間取りでは隣の洋室やキッチンの壁など、光を遮る壁が多くありましたが、それらを取り払い、リビングダイニングを開放的に満喫できる部屋にチェンジしました。元々収納のために置いていたタンスや押し入れ、リビングにあった細々とした家具はほぼ処分し、計画的に収納を作ったことで、リビングの生活スペースを広く取ることができました。キッチンからの景色は部屋全体が見渡せて、お料理も捗ります。部屋の中の廊下の面積が少なくなったことで、リビングダイニングがワンルームのようになり、体感的には倍くらいの広さに思えます。これまでは日中でも電気をつけていたという部屋も、窓から差し込む光で明るく過ごすことができるようになりました。
リビングで特徴なのがこのロフト。ロフトベッドをリビングの一画に作りました。めずらしいのは、縦並びでお布団を置いている縦長サイズのロフトだということ。
設計の李「ロフトを2人横並びで寝られる幅をとると、リビング内にワークスペースを作ることができなくなります。そこでご提案したのがこの直線上のベッドスペースです。」
奥様いわく、実際に暮らしてみると寝相やいびきなどの煩わしさがなくなり、睡眠の質がアップしたとか。先輩夫婦ならではベッドスペースづくりですね。
ロフトへ上がるための階段は、階段フェチだという奥様のこだわり。奥様の偏愛ポイントを詰め込んだオリジナルの階段が完成しました。
ロフトの下は、収納に役立っています。音楽がご趣味で、ライブでギター演奏をされたりしているほどの腕前をお持ちの旦那様。今までは置き場所に困っていたというたくさんのギターですが、全てここにおさまります。普段は目隠ししながらも、必要な時に出し入れしやすい理想的な収納場所を確保することができました。
奥様の当初のリノベーションイメージは、神保町のブックカフェや古本屋のような佇まい。ご自宅にあるお気に入りの絵本やCD、レコードたちに囲まれながら、くつろげるお住まいをご希望されていました。リノベーション前は、シェルフが少なく、収納場所にお困りだったこともあり、たくさんある本やレコードの量を測って、きちんとおさまるように設計していきました。ロフトや造作階段だけではなく、ご夫婦の生活スタイル合わせて作ったオリジナルの造作家具が、まだまだたくさんあります。TV台/CDとレコードのための造作棚/レコードラック/旦那様の一押しレコードをディスプレイできるレコードラックなどなど。
窓からの光が明るい造作カウンターは、旦那様と奥様のPCが置いてある作業スペース。完全個室の書斎ではありませんが、リビングのTVの壁付けになっており、後ろ側はロフトベッドになっているという半個室のような作りなので、集中できる空間です。このカウンターの周りは回遊路になっているので、導線もスムーズです。
玄関のコートクロークは奥様からのアイデア。元々玄関ホールのスペースにはゆとりがあったため、有効活用できないかな?ハンガーをつけるのはどうかな?と思いつき、実現しました。帰宅時にコートを置いてから、リビングへ入っていけるので、ほこりや花粉を室内に持ち込んでしまうことを防げます。コートクロークの対面は、洗面所になっているので、帰宅時の導線もバッチリです!
奥様の一押しはリビングの壁一面本棚(無印良品)。壁一面の本棚は、すべてオリジナルの造作本棚としてつくることも考えましたが、それだと予算がかさんでしまうので、無印良品の本棚をご紹介させていただきました。手持ちの本の量や、壁の面積などに合わせて、サイズオーダーできる無印良品のサービス。あえて造作家具ではなく、無印良品の本棚を取り入れたことで、予算内でイメージを形にするお手伝いをさせていただきました。