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渋谷駅の近くでありながら、喧噪から少し離れた閑静な住宅街。
ダークウッド×ブラック×ホワイトを基調としたスタイリッシュなお部屋が完成しました。
アパレルの企画の仕事をされているお施主様。ヴインテージとモダンをミックスさせるブルックリンスタイルをモチーフに、リノベーションのヴィジョンを明確に描かれていました。
木材の色、金属や塗装、マッドブラックの質感、キッチンのタイル、、、、、
お話をきけばきくほど、細部にいたるまで数多くの拘りが伝わってきました。
「沢山のこだわりを全てつめこもう」
余分な要素をそぎ落とし、形態や色彩を最小限度まで突き詰めるのが「ミニマル」
ならばその逆。思いつく限り好きなもの/やりたいことを詰め込んだ「マキシマル」でいこう。そもそもモチーフにしたブルックリンスタイルもミックスカルチャーから生まれたものなのだから。
こうやって「マキシマル」というコンセプトが決まりました。
そんなこだわりポイントの一つがキッチンのタイル。
お施主様の拘りは、テーマや色味だけではなく、
タイルの形や大きさ、光具合といった細やかなところまで及びます。
悩みになやみ、工事も終盤に差し掛かる寸前、間取りまでできあがったお部屋をみてイメージが膨らみ、このタイルに決まりました。
時間が許す限り、何度も納得がいくまで考え抜いた結論でした。
ただ、拘りを詰め込めば詰め込むほど費用がかさんでしまうのも事実。
キッチン床にはタイルを使いたい!というお施主様。それでも、床にまでタイルを用いると予算を大幅にオーバーしてしまいます。
なんとしてでも理想通りのキッチンをつくってあげたい。
そこでご提案したのが見た目は陶器でできたタイルにそっくり、それでもコストを抑えられるフロアタイルを使うという選択肢。
ありとあらゆるフロアタイルのサンプルを取り寄せて選びました。
こうして完成したのが、見た目とコスト、機能性、すべてのバランスが取れたキッチンです。
工事開始から約二か月半。
全てのお部屋がスタイリッシュに、思い描いた以上の出来栄えとなりました。
細かなこだわりは完成した時に活きることを実感した瞬間でした。
「何もあきらめることなく全ての拘りをつめこんで本当によかった」
お施主様が理想通りのお部屋が完成した喜びから、涙ぐんでくれたことがなにより印象的でした。
お部屋に帰るのが楽しくなったと言ってくださったお施主様。
お友達を招いたり、好きなレコードを聴きリラックスしたりと、新しいお部屋での生活を満喫されているそう。
ライフスタイルが変わった際にはまたリノままにお越しくださるとのこと!
次はどんな拘りを聞かせてもらえるのか、それをどうやって一緒に作り上げようか、今から楽しみにしています。