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設計、施工を担当
家族で過ごせる広いリビングと、お手持ちのアンティーク家具に合わせたインテリアをイメージしながらプランニングした、当時小学4年生のお嬢様のいる仲良し3人家族のリノベーション。時の流れを愛おしく感じられるような、家族の暮らしを大切に考えた住まいが完成しました。
◎お客様からのご要望
◯リビングダイニングを広く、家族で広々過ごせる空間にしたい。
◯イメージは「アンティーク×インダストリアル」、手持ちのアンティーク家具と合う内装にしたい。
◯アンティークショップで見つけた100年もののドアを使いたい!
◎設計ポイント
◯アイランドキッチンでLDKを広く、お手持ちのアンティーク家具に合わせたコーディネートを。
◯オリジナルの小上がりと造作引き戸で、リビングを開放的に+寝室をプライベートに。
◯廊下の壁一面をクローゼットにすることで、省スペースな収納計画を。
新しいお住まいで暮らすようになってから、家にいる時間が増えたというお客様。お気に入りのリビングに家族みんなで集まって過ごされているそう。
お客様「リノベーション前の部屋をみた上で物件購入を決意したのですが、正直なところリノベーションでここまで全部変えられるとは思っていなかったので、びっくりしました!設計担当の佐藤さんは、自分たちの好みをそのまま受け入れて、形にしてくれるので、イメージ通りにプランニングが進み、とてもありがたかったです。相性の良い設計士と出会えて幸運でした!デザインだけでなく、生活導線などの暮らしやすさにも配慮してくださったので、不自由なく生活できていて、本当に大満足です!」
アンティーク家具が時を経て魅力を増していくように、ご家族で過ごす時間がもっとこの住まいを素敵に育ててくれるはずです。これからも仲良しご家族を見守ってくれますように。
リノベーション前からアンティーク家具を複数お持ちだったお客様。「アンティーク家具に合うようにリノベーションのイメージを膨らませていったので、テイストはばっちり固まっていました。」とのこと。ご希望のイメージを共有いただき、スムーズにプランニングが進んでいきました。
リビングダイニングは、アンティーク家具の重厚感ある木の質感と相性ぴったりの内装。壁紙は塗壁のようなタッチのものをセレクトし、天井は躯体あらわし+ホワイト塗装でシルバーの金属感を抑えたことで、落ち着いたインダストリアルの雰囲気に。全体的にラフな仕上げ、ブラックとウォルナットの色味でバランス良くまとめました。キッチン設備はブラックのグラフテクトを採用、家電やカップボード、キッチン雑貨(まな板までブラックで揃えています!)もブラックに統一したことで、生活感を感じさせないクールなキッチン周りが実現しました。アーチ入口の奥はパントリー収納になっており、実用性も忘れていません。
ご夫婦がリノベーション前に見つけて「絶対に我が家に使いたい!」とこだわられたのが、100年もののアンティークドア。祖師谷大蔵にあるアンティークショップ「REANT」でセレクトした、元々は店舗で使われていたイギリスから届いたものです。設計前にこのドアを新居に設置できるかどうか、設計担当とショップに足を運び確認しにいったほど、一目惚れされたドアで、無事リビングに取り付けることができました!よくみると、ところどころ赤など複数の色の塗料がのぞいており、何度も塗り重ねながら使われてきた歴史が感じられる、味わい深いドアです。
ご家族にとって一番の優先事項はリビングダイニングを広くすること。そのため、ご夫婦寝室を独立した部屋としてではなく、リビング内にベッドスペースをつくることに。でも、「寝室は完全に仕切れるような間取りにしたい…。」という気持ちも。そうして生まれたのが、自由に取り外せるオリジナル引き戸がついた小上がりです。お客様とじっくり相談しながら、打合せの中で一番時間をかけてつくり上げました。
四角いスペースの角を取ったような、リビングダイニングと馴染みやすい絶妙な形。普段はここにお布団を敷いて、ご夫婦の寝室として使うため、床はやわらかいコルクの素材を採用しました。来客時には、床下に布団を収納できるつくりになっています。
全面オープンにも、完全個室にもできるようになったのは、かなり特徴的なオリジナル引き戸のアイデア!この引き戸は丸脚で、L字のレールをスライドする仕組みになっていおり、4枚それぞれを完全に取り外すことができます。外した際は、まとめて置いて置けるように、オリジナルの収納スペースもつくりました。こうして、広々と過ごせるリビングダイニングの一部として、もしくは、プライベートな寝室として、両方の機能を持った贅沢な小上がりが誕生しました。
お客様「実際に暮らしてみても、イメージ通り便利な小上がりでとても満足しています。普段は仕切らずにリビングダイニングを広く使えていますし、娘のお友だちがきたときは、引き戸を取り付けて、子どもたちが秘密基地のように遊んでいます。」
玄関ドアを開くと、そこにはこだわりの詰まった玄関ホールが。たっぷり収納力のある造作棚には、キャンプ道具をばっちり収納。フロアタイルとフローリングの間の段差には、ブラックのアイアン框を採用し、間接照明も取り付けました。アクセントになっている斜め壁には、ブラケット照明+ミラーでかっこよく。玄関ドアも鉄製にみえるアイアンペイントを施しました。
リビングへと続く廊下の右側の壁は、実はすべて収納!扉ごとに、ご家族それぞれのクローゼットになっています。廊下沿いに洋服収納を配置することで、ウォークスルークローゼットのような役割に。少しのスペースも見逃さない収納アイデアです。